ただいま2006/08/05

昨日の夜に帰ってきました。
パリはやはり美しい街でした。

ご報告はゆっくりと。

時差ボケで三文のとく。2006/08/06

3時に起きてしまいました。

ついさっきから、鳥がないてるんだけど、
ほんとうにおしゃべりしてるみたいに
一生懸命にさえずっていてとてもかわいい。
そして遠くでなく蜩がかぶってきこえます。

なんとなんと美しい。
なんとなんと世界は美しいのでしょう。

Paris日記〜その12006/08/06

7月27日

パリの夢をよく見る。
目が覚めた後にざわざわと胸が騒ぐ。
美しい街、そして大切な友人たちが住んでいる街。

また圧倒的な質量の美しいものに囲まれて
打ちのめされ打ちひしがれ感情の洪水に漂い
新しい自分をころりと手にする事が出来るだろうか。
まあ、そんなことを考えるのも欲が深いと言うもんだ。
とにかくあの街で脳味噌のふたをぱかっと空けてくる、
そういう時期にきてしまっているのだった。

大韓航空で、ソウル国際空港インチョンへ。
この時期直行便はお高いのでケチってみた。
結構乗り継ぎが楽なので大韓航空でパリへ行くのは
お得でお勧めなのだった。

インチョンで国際テレカを買って家に電話する。
かけ方が超面倒。
ずっと成田から家族と離れる寂しさが消えないでいたが
コドモはふざけっぱなしで寂しがられるよりは
ほっとする。
そんなこんなでじきに乗り換え時間になって一路パリへ。
こっからが長い。しかもなにごとかのトラブルで
離陸が遅れる。
機内でお肌バサバサになるのでメイクを落として
保湿してマスクして完全防備、でもすぐにカサカサ。
これがいやなのよね。
機内食のビビンパ、久しぶりだ。
これだけは相変わらずうまい。
大韓航空のキャビンアテンダントの制服が
前と変わってる。
髪飾りとスカーフに民族衣装的な要素を
取り入れていてスゴくいい感じだ。
センスいい。がんばれ、日本。負けてるぞ。

足のむくみ防止のためにまめに席を立つ。
通路側の席じゃないと一人旅はいかん。
ゲームもせず、映画も見ないで過ごす。
ひたすらiPodを聴く。
今回は作詩のための旅でもある。

12時間でやっとパリに到着。

パリは。涼しい。またもお洒落計画が台無しか・・?

いつもはタクシーでホテルまで行くのだが
今回はロワシーバス。バスの終点のオペラから
ホテルまでとても近いからケチってみた。
でも。バスの乗り場がわからない。
ちゃんとガイドブック見とけよ。
で、エレベーターに乗ったら居合わせた
推定40代アジア人に話しかけられる。
最初英語で話してたらお互い日本人だとわかり
急になーんだ、感が漂う。
彼はこちらに住んでるのだが出張帰りで、これから
クルマで帰宅だという。
オペラまで送る、と言ってくれたがここで安易に頼るのは
危険だ、と判断してバスで行きます!!!と言いはった。
でも心配してくれて乗り場まで親切に案内してくれた。
疑って悪かったかな。

バスは8ユーロ。
今はユーロが高いから1200円、ってところ。
さほど混まず20時出発。
郊外からパリに入るといよいよキター!!って感じ。
オペラで降りて、まずは初パリ写真を一枚。

ホテルはオペラから歩いて5分もかからないところ。
ゆっくりと歩く。
もう夜9時近いのに明るい明るい。

ホテルは前にも泊まった
キッチン付きの4つ星ホテルだ。
直通電話が部屋についてるのも便利。
部屋はベッドにソファーベッドがもうひとつ、
食器やいろいろなサイズの鍋、ナイフ、
チーズカッター、テーブルクロスに鍋掴み、
トースターに食洗器にオーブンまで完備。
素晴らしい。
どんな料理もできそうだ。できるかな。

ざっと荷解きをして友達に電話。
早速会う約束。
まず友達薫ちゃんのカンケーしている
レストランで待ち合わせ。
彼女が働く姿を見るのは初めてだ。
さすが仕事中はカオが違うもんだ。
ビールをいただきつつ彼女の仕事が終わるのを待ち、
彼女のクルマで彼女のダンナ敏さんを家の近くで拾って、
しみじみの再会。さ!!ナシオンのカフェで乾杯である!!
「不思議だね〜飛行機ってすごいね〜きちゃったよ〜」
会うと急に距離感がなくなるから妙な感じだ。
ジョークとばしつつの近況報告。
パリに来た。やっと。
チキンのサラダをつまんでいるうちに
もうひとりの友人Kも合流。
帽子とサングラスで怪しげ東洋人である。
おみやげの扇子を、敏さんとKと、
好きな方を選んでね、
と違うものを買っていったのだが
なかなか迷って決まらないのがオカシイ。
隣りの席のフランス人ご一同も扇子に興味津々の模様。

お店が仕舞の時間までいて、薫ちゃんがホテルまで
クルマで送ってくれる。
嬉しいな。久しぶりのパリと、久しぶりの友人。

本日は飛行機の飲酒を除きビール2杯にワイン3杯くらい?
2時過ぎに無事に着いた、と日本に電話する。
ゆっくりお風呂に入って3時頃に就寝。

Paris日記〜その22006/08/08

7月28日

きっかり7時に起床。
シャンプーして部屋を片付けて荷物を整理して
「住みやすく」する。
9時20分にホテルを出る。
まずは朝ご飯、ピラミッドの「PAUL」へ行く。
ここは初めてパリに来た時に初めて朝食を食べたところ。
あの時はメニューがさっぱりわからなかったけど
今はなんとかわかるぞよ。
あの頃は目玉焼き付きの朝食があったのに
今はないのね。

しみじみと噛みしめるパンのうまさよ〜。
ゆっくりと食事して隣りの「MONOPRIX」へ。
ここはスーパーです。ちょっと高級気味。
お水と日焼け止めを買って、
さあ、今日はまず前回時間切れで回りきれなかった
リベンジ、オルセー美術館へゴーゴー!!なのだ!

セーヌを渡ってオルセーへ。前回は工事中だったな。
さて、まず。上階へ行くのだ!!
前回行けなかった、あの場所へ。

はやる心を押さえ、ゴッホをサビに持っていきたいので
ゴーギャンのほうから逆走だ。
しかしイントロからテンパってしまう。
ロートレックが、ゴーギャンが。そして
スーラがマネが、ルノワールが、モネがあああああ!!
ほとんどこのあたりで涙目。
そしてゴッホ。
この黄色。初めて見る黄色。

しばし椅子に座って鑑賞。

気を鎮めるためにテラスへ出る。
素晴らしくいい眺め。手前にセーヌ、遥かむこうに
サクレ・クール寺院が見える。
ごくごくとお水を飲んで
もう一回上階を見た。
そして中階、地上階の有名どころにも
また会いにいく。

3時間半くらい過ぎていた。
オルセーを出てセーヌを渡ってチュイルリー公園に入ると
カフェが見えてきた。
ここも前に入ったところ。
急にお腹がすいて今日のランチはここに決定。
生ビールとシェーブルのとろりと溶けたトーストがのった
サラダ。おいしい!ひとりでワシワシと食べ進む。
なにしろ、ちゃんと食べないと。
何に、か知らんが負けちゃうのだ。
前、かなり負けたので
今度はちゃんとちゃんと食べるのだ。

Paris日記〜その32006/08/08

胃も満たされて公園をでるとコンコルド広場。
なんと威圧的にかっこいいところでしょう。
サントノレからヴァンドーム広場を通ってホテルまで戻る。

ホテルのマダムはいい感じで、出掛ける時も
道を教えてくれたり、デパートの割引券をくれたり。
彼女にクーラーが作動しない、というと部屋に一緒にきてくれた。
彼女はきれいにベッドメイクされてる部屋の
クーラーを見るなりお掃除の人を呼びつける。
除湿器の水が満杯になっていたために動かなかった模様で
「ちゃんと水捨てなきゃだめじゃない」、と言ってるみたい。
お掃除のおばさんはどうやら今日の掃除で捨てた、
水はその後にこのマダムが(私ね)使ったから
溜まった、と言ってるらしい。
「いつから動かないの?」とマダムがもう一度私に聞く。
「昨日着いた時から。今まで出掛けてたから今日は使ってない」
と答えそれをマダムが伝えると
お掃除おばさんはフランス人お得意の肩すくめで
その場を終了させた。

部屋で一休みしてからショッピングへ。
しかし。ソルドも終わりかけ、お店は品薄で
秋物へ切り替わるちょうど境目の時期らしい。
ま、すんなりあきらめがつくというもんだ。
それにユーロ高でどうも以前より物価が高く感じるのであった。
ギャラリーラファイエットでちょこっと買い物して
しかしかなりへとへとでホテルへ戻る。
クツが欲しかったんだけど、サイズがなかったのよー。

シャワー浴びて着替えて途中の乗り換え駅で
Kと待ち合わせ、敏さんと薫ちゃんの家でお食事。
クスクスがおいしかった!
実はヴァカンスに出掛けていて
薫ちゃんが鍵を預かっている、
隣人の家のテラスでゴハン食べたんですけどね。
私には友人は多い方だと思うけれど
彼らは大事な、きっときっと永い友達。
お互いの言葉の行く先を見守る。
友人の言葉の中に自分を捜す。

もれなくタクシーで帰還。

Paris日記〜その42006/08/10

7月29日

夜中に父親から電話が来る。
国際電話なんてかけたの、初めてじゃないだろうか。
そんなこんなで7時起床。
長い一日の始まりだとはこの時にはわかるはずもなく
9時開店の「MONOPRIX」へ。
どの国でもスーパーが好きなの。
雑貨や食料品、見てるだけでも楽しい。
クラブDJのイラストがプリントされてるへんなハサミ、
とか化粧品等購入。
その後地下でヨーグルトとブルーベリー、お水やジュース、
チョコなど調達。
そしてまたまた「PAUL」で、パン・オー・ショコラと
エクレアを買って、お水なんかが重いのでホテルに戻って
朝ご飯。ヨーグルトにブルーベリーのせておいしくいただく。

さて。今回行きたかったバッグ屋さん、
キャロリーヌ・デュポンへ。
私は全くブランドものに興味がナイ。
が、この手のキュートなものは好き好き。
前回雑貨屋さんで見かけたのだが、
パリに2件あるというショップをネットで調べておいた。
日本にも最近ショップができていたんだけどね。

そのお店はサントノレのマルシェの近くにあって、
店員さんもとっても親切だった。
ソルドだったのでラッキー!だったけど
欲しかったものはなかった。残念。

お店を出て雑貨屋さんを見ていたら
ケータイが鳴った。
このケータイは昨日友人Kが貸してくれたのだ。
カードが入ってないので着信しかできないので
ランチしてからカード買いに付合ってくれることになった。
前回は薫ちゃんがケータイ貸してくれたんだけど、
このカードのNo.の入力、ってのがアナウンスに従って
やっていくヤツで、自力じゃ無理なんだよね。
個人情報保護、ってことでしょか
お店でやってくれ、と言ってもやってくれなかったし。
14時頃にバスチーユにほど近いメトロの駅で待ち合わせ。
ものすごい日差しである。
Kはたいてい待ち合わせに遅れてくる。
そういうところはラテンなのだ。

で、ケータイのショップへ。
お客が先に2組。
非常にゆっくりと事が進んでいく。
ここでイライラしたらフランスに負けるのだ。
ケータイ見つつ暇つぶし。
フランスのケータイは日本のようにかわいいのはないね。
でもシンプルでかっこいいいのが多い。
やっと順番になって無事にケータイ生活に突入だ。

ゴハン食べに向う途中、星の王子様のスノードーム、
というかスタードーム、ゲット。
( この画像は下記をご覧ください
  http://koko.asablo.jp/blog/2006/08/30/503940 )
さて。何食べたい?というので家庭料理っぽいの、
とリクエストしていい感じの「BISTROT DU PEINTRE」へ。
本日のサラダからアボガドとエビのサラダ
(フルーツとセロリなどをまぜたゴハンがしいてある)、
そしてメインは一度挑戦したかったアンデュイエットの
カマンベールグラタン、友人Kはビーフの煮込みにした。
ワインは軽めの赤。
明るいうちから重たいの飲んじゃうと後がツライからね。
サラダはものすごくおいしくて、
お米のサラダもビネガーとフルーツがさわやかにおいしくて
あっと言う間に平らげた。
そしてモンダイの内蔵ソーセージ、アンデュイエット。
これ、沖縄のヤギ汁に匹敵??
好きな人は大好きな臭さ、というのだが
ケダモノの香り爆発。
頑張ったけど半分くらい残しちゃった。
Kも「イノシシの脇の下の匂い!」と言っておった。
カフェをいただいてからKと別れる。

Paris日記〜その52006/08/10

いい天気。fnac(CD屋さん)目指してバスチーユへ。
途中お水やジュースを買いにスーパーに寄ったり。
ぶらぶら歩くのって楽しい!!

ロクシタンで買い物をし終わったらケータイが鳴った。
Kからだ。夜、郊外でパーティーがあるんだけど、
行かない?と。
さっき、コーコさんは英語しゃべれる?と訊いたのは
このことだったのか。
郊外でバーベキューパーティーだって。
行くに決まってんじゃん!!
で、今日最初に会ったところまで来てね、
と言われたがこれが悲劇の始まりだった。
方向音痴ではないはずなんだけど、
ゴハン食べたカフェのところまできて
道を間違えた、らしい。
カフェで道を尋ねる。
親切に紙に地図まで書いてくれた。
ケータイが鳴る。
友達が待ってるんだよ、ってK。
道を間違えた、と説明。
こういう時にはキミは遅れないのね。うう。
走ったよ、わたしゃ。
ああ、通りの向いにKが見える。
こっちにいるよ!!
彼の友人は先に駅に行っているという。
で、ここで友人K、「MONOPRIX」でジュースを買う。
レジ長蛇の列。急いでいる時にも
欲しいものは買う。ラテンだ。

そしてここからリヨン駅まで走る走る。
電車が出るのは21時2分、あと、あと、3分!!
駅に入って切符買ってからが、これまたホームが遠い。
階段を下り映画なみに走った。
「荷物持つよ。うわ、重いね」
そう。ロクシタンで色々買っちゃったんだ。
ぜーぜー言いながらホームに着くと
折しも今しがた電車が出たところであった。

ホームにはむっつり顔の東洋人がこちらを見ている。
「うわ。おこってるよ」とK。

この謎の東洋人J氏は、Kの友人で有名な俳優さんらしい。
私の父親に届きそうな年齢らしいが
ストイックな風貌はヨガの行者のようだ。
彼はKとはあえて英語でしか話さないが
5カ国語堪能だそうである。
挨拶を交わしむっつりをなだめるK。
このJ氏がまったくもって独特のキャラなのである。
すぐにひそかに彼を好きになった。
20分以上乗っただろうか、郊外の駅で降りる。

駅を出たところにカッコイイおねーちゃんが
デッカいクルマでやってきて
ワレワレを乗せて彼女のお宅に連れて行ってくれた。
川のゆったり流れるいいところ。
先客は6、7人ほど。
隣人や仕事関係の人たちらしい。
自己紹介に、もれなくビズー、
両頬ちゅーのご挨拶がついてくるので
新しいお客が来るたびにみんなちゅー大会だ。
私にももれなくほっぺが回ってくる。
すんごいかわいいおねいちゃんのすべすべほっぺや
カッコイイおにいさんとのビズーはいいのだが、
むくつけきおじさまのひげじゃりじゃりのほっぺが
回ってきた日にゃあ、お肌をおろし金でじゃあ、
とやられたようなのだった。

お庭でお肉やら何やら焼いてくださるが
アンデュイエットがまだ消化しきれていない!

ここの隣人だと言う女性と夏目漱石や!!アイヌの!!
話になる。もっと英語も勉強しなくては、と痛感する。
「漱石にいっつも触ってた事がある。
彼はお札になってたからね」というネタで
意外に大ヒットの大爆笑をかました。

軽く1時を過ぎたのにどんどこヒトがやってくる。
ドレッドのでっかいにいちゃんもやってきた。
そして。悪魔的に眠くなってきた。
友人Kは別の一団とずっと話し込んでいたので
(新しい仕事の話らしい)
「申し訳ないんだけどものすごく眠い。」
と言うと家の主に部屋で休ませていただけるように
話してくれた。二段ベッドのある、二階の部屋へ。
Kは帰るとき起こすからね、と言っていたが。
帰れるの、かしら。
窓から庭の喧噪。
いきなりドーーン!!と花火の爆音。
真夜中に花火上げるか、ラテン。

うとうとして多分一時間くらい。
クルマで来ているドレッドのお兄ちゃんたちが
パリに帰るので乗せていってくれるらしい。
よかった。とりあえず、帰れる!
あれ、Jはもう帰ったんだ。
またまたみんなとちゅーをして帰るクルマ、を見たら
こりゃ完全2人乗り仕様じゃねー?
すっごく狭くて天井にアタマ擦り
(アタマつかえてクビをまっすぐに出来ない)
カラダ捻りながらのドライヴだ。
マンガに描いたらワレワレ窓からアタマ飛び出してる。
ルパン三世みたいに。
パリまで20キロ、らしい。
ドレッドのにいちゃんはミュージシャンで、
助手席のカリオカは役者さん。
すごくいい感じの2人だけど相当飲んでるはずだ。
それがすっげースピードで高速を走る走る。
ちょっとでも衝撃を受けたら、と考えると
コワイコワイ。
3人はなにやら話が盛り上がっているらしい。
お願いだから身振り手振りで話すなーー!!
後ろ振り返って話すなー!!
ここで死にたくないー!!
とハラハラしどおしのドライヴ。
パリに着いた時には心底ホッとした。
私とKを降ろして、2人はまた別のパーティーへ行くそうな。

Kは、いろんな国でいろんなヒトの中ですごしたからか、
持って生まれたものなのか、ヒトを見分けるチカラが鋭い。
異国で生きてきてきっとアイデンティティ、ってものを
いつも突きつけられて生きてきたと思う。
人種や言葉や、そこに入り込まないとわからない差異に
敏感に生きてきたんだと思う。
その上でのポジティブ。ヒトが好きなんだろうな。
人生の楽しみ方とか犠牲にするものとか
あるものへのキビシさとか、多分その基準が私と似てる。
薫ちゃんも私ととても似てるところがある。
だからとてもココロがらくちんだ。
日本でもなかなか出会えないような友人。

Kはタクシーに乗る時はいつも「この人ならよさそう」
という運転手を選んで乗せてくれる。
別れ際、このタクシーの運ちゃんは確実にいいヤツ、
というやりとりがあっておかしかった。

ホテルに着くと3時半。
ちょっと夜遊びしてきたコドモ気分だったが
ホテルのお兄ちゃんは笑顔で迎えてくれて
日本の新聞をくれた。
見出しを見ると北朝鮮の記事。
「いいニュース?」
「悪いニュース・・。」

すごい一日だったー。
旅に出るって面白い。
シャワー浴びて寝る。

Paris日記〜その62006/08/13

7月30日

時差ボケがきているのか、2時間しか眠れなかった。
かなり顔が死んでいる。
昨日買っておいたパンとヨーグルトとフルーツなどを食べて
部屋でシャツを洗濯したりカメラやケータイの
バッテリの充電関係をしつつゆったり過ごす。
シャツは手で絞っただけで室内でも半日で乾く。
お肌が乾燥し放題なのもよくわかる。

今日は待望の敏さんと薫ちゃんと遊べる日なのだ。
薫ちゃんは忙しいし、敏さんとも時間が合う、となると
なかなか難しいのである。
その貴重な時間、私のリクエストで
モネの庭のあるジヴェルニーという
パリ郊外に薫ちゃんのクルマで
乗せていってもらう約束だ。
電話で一時過ぎくらいに会おうか、
それまでぶらぶらしていて
ということになって、カメラとレンズを持って
近場をウロウロ。
パレ・ロワイヤルに行ってみたらこの前の冬とは
まったく印象が違い、お花が一杯に咲いていて
とてもきれい。
庭でランチしているひともいて
シャンパンを抜く音が聞こえてくる。
いいな。今度ここでランチしよう。
日曜はお店も閉まっていて本当に静かだ。

ケータイに薫ちゃんから電話。
ヴィクトワール広場で待ち合わせる。
広場は誰もいなくて独り占めだ。
いいのか。
でも。心配なのはお天気。
ぽつぽつ雨が降ってきた。
ほどなく薫ちゃんのクルマ、到着。
一路ジヴェルニーに向って走ったが、どんどん雨が
強くなってくる。
そのうちはんぱねーほど降ってきた。
「提案そのいち。一応行ってみる。
提案そのに。引き返してプラネタリウムに行く」
と薫ちゃんが冷静にいうのだった。
雨は。止みそうにない。
「戻ろう。今日はプラネに行こう」

ってことで「発見の宮殿」というその名も麗しい
パリの凱旋門近くのプラネタリウムに行くことにした。
なぜか、っていうと、ここも行きたかったのである。
クルマから電話して、パリに留学中の友人、
ミッシェル(日本人)とも現地で待ち合わせることにした。
彼女にはずっと連絡していたのだが、
私が電話番号を間違えて書き写していたようだった。
会えることになってラッキー!

発見の宮殿、というのは日本で言うと
科学館みたいなもの。
ミッシェルが来るまでミュージアムショップを
見たけど、面白いものがいっぱいあって
吉良君とコドモへのお土産を買った。

科学館の目玉は観客参加型の
電気の実験ショーらしい。
お客の女の子の髪の毛が完全パンクロッカー状態に
逆立っちゃったりしてスゴく面白かった。

投影の時間になってプラネへ。
ツアイスの、一球のものだけど、これもまた
カッコイイ。
アーティスティックな工夫のある演出で
言葉がわからないながら
とっても楽しめた。
終演後に熱心に質問する人たちに
解説員のお兄さんがまた投影して
説明したりしていてとってもやさしい。

そして。
そのあとグラン・パレで開催されている
マシン・スペクタクルのイベントへ!!
ロワイヤル・デュ・リュクスの片鱗に会える!!