Paris日記〜その22006/08/08

7月28日

きっかり7時に起床。
シャンプーして部屋を片付けて荷物を整理して
「住みやすく」する。
9時20分にホテルを出る。
まずは朝ご飯、ピラミッドの「PAUL」へ行く。
ここは初めてパリに来た時に初めて朝食を食べたところ。
あの時はメニューがさっぱりわからなかったけど
今はなんとかわかるぞよ。
あの頃は目玉焼き付きの朝食があったのに
今はないのね。

しみじみと噛みしめるパンのうまさよ〜。
ゆっくりと食事して隣りの「MONOPRIX」へ。
ここはスーパーです。ちょっと高級気味。
お水と日焼け止めを買って、
さあ、今日はまず前回時間切れで回りきれなかった
リベンジ、オルセー美術館へゴーゴー!!なのだ!

セーヌを渡ってオルセーへ。前回は工事中だったな。
さて、まず。上階へ行くのだ!!
前回行けなかった、あの場所へ。

はやる心を押さえ、ゴッホをサビに持っていきたいので
ゴーギャンのほうから逆走だ。
しかしイントロからテンパってしまう。
ロートレックが、ゴーギャンが。そして
スーラがマネが、ルノワールが、モネがあああああ!!
ほとんどこのあたりで涙目。
そしてゴッホ。
この黄色。初めて見る黄色。

しばし椅子に座って鑑賞。

気を鎮めるためにテラスへ出る。
素晴らしくいい眺め。手前にセーヌ、遥かむこうに
サクレ・クール寺院が見える。
ごくごくとお水を飲んで
もう一回上階を見た。
そして中階、地上階の有名どころにも
また会いにいく。

3時間半くらい過ぎていた。
オルセーを出てセーヌを渡ってチュイルリー公園に入ると
カフェが見えてきた。
ここも前に入ったところ。
急にお腹がすいて今日のランチはここに決定。
生ビールとシェーブルのとろりと溶けたトーストがのった
サラダ。おいしい!ひとりでワシワシと食べ進む。
なにしろ、ちゃんと食べないと。
何に、か知らんが負けちゃうのだ。
前、かなり負けたので
今度はちゃんとちゃんと食べるのだ。

Paris日記〜その32006/08/08

胃も満たされて公園をでるとコンコルド広場。
なんと威圧的にかっこいいところでしょう。
サントノレからヴァンドーム広場を通ってホテルまで戻る。

ホテルのマダムはいい感じで、出掛ける時も
道を教えてくれたり、デパートの割引券をくれたり。
彼女にクーラーが作動しない、というと部屋に一緒にきてくれた。
彼女はきれいにベッドメイクされてる部屋の
クーラーを見るなりお掃除の人を呼びつける。
除湿器の水が満杯になっていたために動かなかった模様で
「ちゃんと水捨てなきゃだめじゃない」、と言ってるみたい。
お掃除のおばさんはどうやら今日の掃除で捨てた、
水はその後にこのマダムが(私ね)使ったから
溜まった、と言ってるらしい。
「いつから動かないの?」とマダムがもう一度私に聞く。
「昨日着いた時から。今まで出掛けてたから今日は使ってない」
と答えそれをマダムが伝えると
お掃除おばさんはフランス人お得意の肩すくめで
その場を終了させた。

部屋で一休みしてからショッピングへ。
しかし。ソルドも終わりかけ、お店は品薄で
秋物へ切り替わるちょうど境目の時期らしい。
ま、すんなりあきらめがつくというもんだ。
それにユーロ高でどうも以前より物価が高く感じるのであった。
ギャラリーラファイエットでちょこっと買い物して
しかしかなりへとへとでホテルへ戻る。
クツが欲しかったんだけど、サイズがなかったのよー。

シャワー浴びて着替えて途中の乗り換え駅で
Kと待ち合わせ、敏さんと薫ちゃんの家でお食事。
クスクスがおいしかった!
実はヴァカンスに出掛けていて
薫ちゃんが鍵を預かっている、
隣人の家のテラスでゴハン食べたんですけどね。
私には友人は多い方だと思うけれど
彼らは大事な、きっときっと永い友達。
お互いの言葉の行く先を見守る。
友人の言葉の中に自分を捜す。

もれなくタクシーで帰還。