3月29日其の壱 天河神社2006/04/12

5時に目が覚めてしまった。
なんと、窓の外は雪である。
しかもかなり本格的に降っていて風も強い。
「もう、今日帰ろう。」
と先に起きていた吉良君が言ったなり、
また寝てしまった。
本来ならば今日は奈良市内へ行き、
最後の一泊をする予定なのだ。どうしようねえ。
吉良君が帰ろう、と言ったのにはコドモの体の事もある。
昨日38度以上の熱が出たのだ。
うーん。
無理して東京まで帰るのと、奈良で一泊するのと。
どちらがいいんだろう。

私はなかなか二度寝が出来ない。
今回は旅先で読もうと思っていた本を忘れてきてしまった。
旅行の前日に読み始めた「博士の愛した数式」
が面白かったので減らないようにちびちびと
読んでとっておいたのに。
他にも軽いエッセイを、と思っていたのに全部忘れた。
リゾートで暗いのや陰鬱なのを読んでしまって
失敗した事が何度かあるのでようやく学習したのになあ。
仕方ないのでお風呂にゆっくりと入りに行った。
雪景色を見ながら入ることになるとは思わなかった・・・。

ようやく朝ご飯の時間になる。
ニュースは今日は一日荒れ模様、と伝えていた。
「とりあえずすぐ出よう」
と、朝食後にすぐにチェックアウトしに行ったが
宿の主人はもう少し気温が上がるまで待っていた方が
道が危なくないだろう、と言って引き止めた。
代々続いた宿の放蕩息子っぽい感じのご主人、相当心配して
わざわざ息子さんにバイクで道の偵察にまで行かせて
安全確認してくれた。
どうやら道路の凍結の心配はなさそうだ。
昨日から災難続きだったので私もいつも以上に
心配してしまった。

宿の主人と別れ、ここだけは行きたい、と吉良君希望の
天河神社へ。
ここは芸能とゆかりの深いカミサマなのではずせない。
雪のちらつく中でお参り。
吉良君は五十鈴、私はお守りを買った。

またダラニスケ看板だらけの道を降りると、
里の方は雪も少なかった。
新緑のぽわぽわした山に粉雪がかかってかわいい。
だんだんお天気も回復してきた。
コドモの熱を計ると36度台に下がっていた。
「やっぱ、奈良で泊まろうよ」
ということになり、とたんにウキウキ。

途中で日本一古い水のカミサマ、という神社に寄って
酷く錆び味の水を飲んじまったりしながら奈良へ向かう。

コメント

_ べねろっぷ ― 2006年04月12日 14時23分59秒

こんにちは、最近は全国的に憂鬱な天気が続いてますよね(^^;

_ koko ― 2006年04月12日 15時39分59秒


ほんと、早く「はるっ!!」ってな気分になりたいですね。
わたしは先週から風邪までひいてしまいようやく治ってきたものの
咳がごほごほ。
天候不順につき、皆様もご自愛のほど。

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