「夏秋冬春2022」レコーディング終了!2022/06/20

「夏秋冬春2022 zabadak」
2013年6月にリリースされた「夏秋冬春」は私の「冬」のヴォーカル以外は、全て吉良くんが一人で録音したものでしたが、ライヴで演奏して以来、「このメンバーで録音したものを新しく作りたい」と吉良くん自身が強く希望していました。それはライヴメンバーも知っていたし、「早くリリースしなければ」と思っていました。

4年ほど前でしょうか、難波さんとお会いして、大まかなレコーディングの段取りについて打ち合わせをしました。
が、まだ手につけられそうにありませんでした。

私は、実はzabadakの楽譜を探すことも(吉良くんの書き込み、私の書き込みなど見るのが辛く)音源を聴くのも、まだまだ精神力がついていきませんでした。
今でもまだ、ライヴの音源とか必要最小限のものしか聴くことができませんし、聴くときには「心を強く!」と気合を入れています。

それからまたしばらくして、もうさすがにいつまでもほったらかしにできないな、と、レコーディングエンジニアの池内亮氏とマネージャー・田中とカフェで会って、音源データからチャンネル毎の音をPCからイヤフォーンで聴いて確かめる作業をしました。
ですが、その一音一音を聞いた途端に、その音に宿る吉良くんの音に涙が溢れ出し、そこにいるのも恥ずかしいくらい号泣崩壊してしまったりして、またもや時期尚早である、と頓挫しておりました。

今回やっと「zabadak36thコンサートのグッズにする!」という間近に迫った目標を作ったおかげで制作に臨むことができました。

吉良知彦のギター、ベース、コーラスなど、活かせるものは最大限残し、難波弘之、楠均、向島ゆり子、青木孝明、内田ken太郎、鬼怒無月、私、という今考えうる最高のライヴメンバーでダビングしました。
メンバーのみなさんの「音の読解力」がとても高く、勉強になることがたくさんありました。
オリジナルの音をなぞるだけではなく、「吉良くんならこうするかな」「吉良くんを驚かしちゃえ」というトライをいろいろしています。

録りもミックスも、ずっとzabadakの音を一緒に作ってきてくれたエンジニア・池内亮氏にお願いし、素晴らしいサウンドに紡ぎ撚り上げてくれました。

…これは傑作と言っていいのではないでしょうか。
世界中のプログレファンに聴いていただきたいです。

ジャケットはオリジナル盤と同じく、私の兄である小峰倫明の作品を、zabadakのジャケデザインでお馴染みの吉田直之氏にデザインしていただきました。

踏み出すまでに時間がかかりましたが、これも必要な時間だったのだと思います。

zabadak36thのコンサートのグッズで7/2の神戸チキンジョージでお披露目できます。前作と聴き比べるのも楽しいかと思います。

コンサートについては以下からご覧ください。

「ZABADAK 36th」イープラスにてチケット発売中
▷7月2日 神戸 THE LIVE HOUSE CHICKEN GEORGE 「ZABADAK 36th 第壱部 神戸編」の詳細はこちら
・入場チケット情報(イープラス)https://eplus.jp/sf/detail/3612020001-P0030001
・配信チケット情報(イープラス)https://eplus.jp/sf/detail/0014680002-P0030033P021001

▷7月27日 東京 吉祥寺ROCK JOINT GB 「ZABADAK 36th 第弐部 東京編」の詳細はこちら
・入場チケット情報(イープラス)https://eplus.jp/sf/detail/3621020001-P0030001
・配信チケット情報(イープラス)https://eplus.jp/sf/detail/3621030001-P0030001

あさっては吉祥寺GBでライヴです2017/10/19

今日は明後日のためのリハーサルでした。
何度も何度も、思い出しながら、泣きそうになりながら、泣かないように歌ってる。「いい出来だったね」って言われるようにがんばる。どれほど吉良くんの一音一音を頼りに自分が立っていたのか、よくわかる。素晴らしいメンバーがいることがなんと誇らしくこころ強いことか。吉良くんの一番近くにいた、一番長く一緒に音楽を作ってきたことを強く心に、その不在ごと抱きしめて、ひとりのミュージシャンとして、みんなとがっつりいきます。
3月以来の、ギター3人の大編成ライヴです。

「ZABADAK LIVE」

【出演】
ZABADAK
 小峰公子(Vo.Acc.)
 難波弘之(Key.)
 鬼怒無月(Gt.)
 楠均(Dr.)
 青木孝明(Vo.Gt.)
 内田Ken太郎(B.)
 伏見蛍(Gt.)

公演日:2017年10月20日(金)
会場:吉祥寺 ROCK JOINT GB
時間:OPEN 18:30 / START 19:30
チケット:前売5,000円/当日5,500円 (全自由・1部立ち見 整理番号付、+order)

【チケット予約】
チケット発売日:7月22日(土)
ROCK JOINT GB 店頭にて発売開始
ROCK JOINT GB Web Siteにて予約開始
予約フォームなど最新情報はROCK JOINT GB http://info85594.wixsite.com/rjgbにてご確認ください


RJGB(ROCK JOINT GB)
http://info85594.wixsite.com/rjgb
東京都武蔵野市吉祥寺 本町2-13-14 B1
TEL:0422-23-3091

「魔法使いの嫁」のEDを担当しました2017/09/29

魔法使いの嫁
10月からオンエアのTVアニメ「魔法使いの嫁」のエンディングテーマをzabadakが担当しました。
こちらでも取り上げていただきました。
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1708/26/news018.html

一挙に全巻読んで、歌詩を書きました。
曲は吉良知彦の未発表作です。
アレンジは上野洋子さんにお願いしました。
歌うのは今作がメジャーデビューとなる糸奇はなさん。

公式サイトは
http://mahoyome.jp

ブログでもちょっとずつ、このお話をしていきますね。

昭和歌謡はたのし2017/08/14

クダラナ庄助祭りおまけ企画
今日は母のいる介護施設にいきました。

以前、吉良くんと二人でここで歌ったことをおぼえてくれていたおばあさんに「あの時は楽しかったわ」と話しかけられました。
「だんなさんは元気ですか?」とかふたりくらいに聞かれたけど、「はい」って答えました。本当のことをいうとややこしくなるので。介護されてる側の方が聞いたら複雑なことですしね。
そういうことも含めて、施設に行くといろいろと考えてしまうことが多く、何が地雷になるかわからないし(地雷はいたるところにあります。死を安易に扱うことの無神経さ、あるいは逆にリアルなものにも傷ついたりするのを避けたくて、芝居、映画、音楽すら…見るのが怖いです)、昨年夏以来、母には会いたい気持ちはあるのですが足が遠のいていました。

施設に行くと、夕食の時間が近く、みなさんがゴハンを食べにホール集まってくるところでした。自力で来れる方は自力で歩いて。自力で車椅子でくるひと、車椅子を押されて来るひと。
介助されながら食べる方々、黙々と食べる方を見てるうちにどよーんとしてきました。
吉良くんとは「お年寄り」になれなかった。
そんな思考に沈んでいくのを感じていかんいかん、いっちょ歌ってみっか、と思い立ちました。
介護士のかたに「歌っていいですか?」ときくと
「せひせひ!!みんなよろこびますよ!」と。

いったんミュージシャンモードにシフトすると自分の気分も変わり、何人かのお年寄りから手拍子が起きてきました。
それまで全介助で食事していた無表情のおばあさまの顔がみるみる紅潮してイキイキと笑顔になったのは驚きでした。
私こそ感激でした。歌の力はおおきいな。
そのあと母の部屋で一緒に何曲か歌いました。歌詞って覚えてるんですねえ。
っつーわけで、また歌いにいくぞー。

あさってはクダラナ庄助祭りおまけ企画、古関裕而メドレーやあれこれ、歌います。500円ワンドリンクで投銭です。
投銭はお気持ちで10円でもいちまんえんでもいいですから、ぜひお年寄りもきたれ!お父さんお母さんも連れてお近くの方はぜひ。
懐かしい昭和歌謡満載です。
福島AS SOON ASにて、「ザ・イヨマンテ」14時からです。
そのあと、テルサの会場のステージでもzabadakでおなじみの相馬のあの歌を歌ったり、いろいろします!!
お待ちしております。

詳細はこちら
http://www.zabadak.net/information/2017/0450_20170715_live.html

これまでと、これから2017/06/09

今週、5回にわたって掲載された私のインタヴュー連載も今日で最終回です。

「萩庭桂太 YOUR EYES ONLY」
#5 小峰公子 keitahaginiwa.com/3539/detail

素敵な写真を撮ってくださった萩庭さん、うまく話をひきだし、まとめてくださったインタビュアーの岡本さんありがとうございました。新井さんも撮影場所の手配までお世話になりました。メイクの双木さんもきれいにしてくれてありがとう。
これまであまり話さなかったこともお話でき、自分にとっても大変意義深い連載でした。
読んでくださったみなさん、ありがとうございました。

今月はあと5本のライヴがあります。
まずは明日10日からの神戸チキンジョージ3連発。zabadakのあたらしい編成での演奏も、とても素敵なので、zabadakファンのみんなに聴いて欲しいです。
翌日は下田逸郎さんと「大きく、ひとりひとり」。一緒に作った曲もうたいます。
12日はアナログシンセ&プログレ祭りにゲスト参加です。
半年ぶりの関西、楽しみにしております。

昨日はポール!行けた!2017/04/28

ポール・マッカートニー@東京ドーム
昨日はポールのコンサート@東京ドームに行けました。
相変わらずパワフルでカッコいいポール。最初のジャケット(腕章みたいなのがついてる)がとってもすてきだった。
そしてすんばらしいバンドメンバーよ。今のメンバーになってから長いですよね。ドラムのエイブがすっごく好き。歌もうまいし。

静かめの曲って、長くやっていくうちにテンポが遅くなりがちなzabadakですが、ポールのテンポ感は揺るぎなくオリジナル。
「イエスタディ」とか出だし「早くね?」とおもうんだけど、ジャストオリジナルなんですな。
見習わなくては。

ビートルズとともに年月を重ねてきた人々の思いがドームに充満していて、明るい光に照らされたような気分になりました。

ますむらひろしさんと草太郎と3人で観戦。
「りみつーよどー」昨日はやらなかったのがざんねん。
隣に吉良くんがいないけれど、笑ってきらきらと喜んで手を叩いているみたいな気がしていました。

肋骨折れてるっていうのに、つい、大声で大合唱してしまった。多分歌は大丈夫なんだけど、手を振り上げる、拍手する、っていう動作がまだだめみたい。いわきのライヴの前に、NG事項が確認できてよかった。

そう、最後にイギリスと日本の国旗を振るのは恒例ですけど、今回はLGBTのフラッグも加わっていました。

さすがに久しぶりの遠出で疲れましたが、贅沢なリハビリでした。
サンキュー・ポール!

zabadak31stありがとう2017/03/30

zabadak31st.@キネマ倶楽部
zabadak31周年記念コンサートにおいでのみなさま、緻密なパート分けやアレンジや譜面作りに多くの時間を割いてくれた仲間、ゲスト出演してくれた至宝のようなみんな、素晴らしいと誰もが絶賛のzabadak自慢のスタッフのみなさん、ありがとうございました。

昨年からこの日まで、いろいろなことがありすぎて、普通だったらこんな奇跡みたいなコンサートを出来る状態じゃなかったのに、zabadakを愛し、支えてくださった皆さんのおかげでこの日をベストなかたちで終えることができました。感謝します。
吉良知彦にも永遠に感謝します。

この春、初めてキチョウを見た日に。

photo:kiyomi sakuma

zabadak30周年ありがとうございました2017/02/20

多摩六都プラネタリウムコンサート、関わってくださった皆さん、応援してくださった皆さん、ありがとうございました。
30周年のラストとなるコンサートで、ここのところスケジュールも過密だったこともあり体調も万全とはいえず、この日を越えられるのか、とかなりプレッシャーに感じておりました。
しかし、緻密なアンサンブルを考え、吉良くんヴォーカル曲を新たに演奏する過程ではいろいろな発見もあり、これからも進んでいく糧ともなりました。
投影の演出は残念ながら演者からは見えなかったのですけれど、皆さんの感想を見るととても素晴らしかったようですね(辛口の某プラネのスタッフも褒めていた!)。
「見たい日の星空や演出のリクエストがあったらなんでもお応えしますよ」と多摩六都の柴崎さんが言ってくださったので、吉良くんの誕生日の星空と、地球外からみた星座の画像をリクエストしました。これについては後日また時間があったら書きますね。

いつもの音響スタッフチームのサポートで、ストレスない、どころか、とても気持ちよく歌えました。
ロビーで流した30周年のコンサートの編集をしてくださった吉野さんもありがとう。二日間、詰めてくださいました。
いろんなところから聴きに来てくださってありがとう。

吉良くん、ありがとう。こんなにこんなにみんなzabadakが好きなんだよー。