木村佳代子絵画展〜宙の華〜 ― 2016/09/04
今日はZABADAK「ここが奈落なら、きみは天使」のジャケットに作品を提供してくださっている画家の木村佳代子さんの絵画展を見に日本橋三越まで行きました。
最近ひとりの遠出が苦手になっているので(区外は遠出になっちまってます)ちょっとドキドキでした。
地下のお菓子売り場のまばゆさに目をぱちくりです。
今年のバレンタインに吉良くんとそうたろうに買ったチョコレートのお店の前でううう、となってしまいましたが、気を取り直して6階へ。
最初に木村さんの作品を見たのは銀座のギャラリーQで、兄のグループ展で一緒に出品していらしたのでした。芍薬の絵に一目惚れして以来、出来る限り拝見しています。緻密で美しい木村佳代子ワールドにひたり、吉良君が気に入っていた蓮の絵を見られて満足。そして思いがけない縁も感じられた、嬉しい日になりました。
今日は吉良くんの月命日でした。
絵画展は6日までです。
来年一月に木村佳代子さんの大きな絵画展があるらしく、そちらも楽しみです。
*画像はFacebookイベントページからDMの画像をお借りしました。
最近ひとりの遠出が苦手になっているので(区外は遠出になっちまってます)ちょっとドキドキでした。
地下のお菓子売り場のまばゆさに目をぱちくりです。
今年のバレンタインに吉良くんとそうたろうに買ったチョコレートのお店の前でううう、となってしまいましたが、気を取り直して6階へ。
最初に木村さんの作品を見たのは銀座のギャラリーQで、兄のグループ展で一緒に出品していらしたのでした。芍薬の絵に一目惚れして以来、出来る限り拝見しています。緻密で美しい木村佳代子ワールドにひたり、吉良君が気に入っていた蓮の絵を見られて満足。そして思いがけない縁も感じられた、嬉しい日になりました。
今日は吉良くんの月命日でした。
絵画展は6日までです。
来年一月に木村佳代子さんの大きな絵画展があるらしく、そちらも楽しみです。
*画像はFacebookイベントページからDMの画像をお借りしました。
木村佳代子さんの絵について ― 2015/07/13
今回のzabadakのアルバムのジャケットのアートワーク、
木村佳代子さんの絵について
私の兄は画家です。zabadakでは二度、兄の作品をジャケットにしていますので、ご存知のかたもいらっしゃるでしょう。兄の友人たちの個展に足を運んだりして、銀座のギャラリー巡りはよくしていました。今もギャラリーを見かけて、気になる作品がかかっていると、ひょい、と入ったりします。
一昨年、銀座の画廊で、6人くらいの現代美術家のグループ展に兄が参加していて、一緒に参加されていた作家の中に木村佳代子さんがいらっしゃいました。その時は、木村さんは芍薬を描いた3点を出品されていました。美しく開いた芍薬に落とされた(あるいは汚された)墨のイメージに、私達が震災で負わされた傷を重ねて見た人もいたでしょう。私はその作品をずっと眺めていたくなって購入しました。若いアーティストのいろいろな展覧会を見ていますが、「欲しい」とまで思ったのは珍しいことで、ちょっと自分でもびっくりしました。
そのあとすぐ、麻布の画廊で初めて個展を拝見した時のことは忘れられません。
その花の最も美しい瞬間が彼女によって無惨なほどに細密精緻に切りとられています。タナトスとエロスに叩きつけられる静かなる偏執的パッションにクラクラしてきます。本来の「器官」であることを時にエロティックすぎるほどに描き、しかし「切り取られた器官」であることが苦しいほど胸に迫り…彼女の絵を見た私の息子が「おっかない」と言ったのもよくわかるのです。彼女の絵を見ると、いつも「境界」ということばが浮かびます。自分がその脆い花弁の縁に立ち、どこにも行けない場所に置き去りにされたような錯覚に陥ります。
花弁と外の世界を頒かつもの。
私達の身体と外の世界を頒かつもの。
生きているもの、死にゆくもの、生きながらに失われてゆくものについて。
わたしはいつも彼女の描く花弁のふちからから生命の淵をのぞきこむのです、と以前彼女の絵にコメントしたのですが、まさにその感覚です。
今回のzabadak「ここが奈落なら、きみは天使」のアルバムのコンセプトは「境界」でした。にじむ境界、拒絶する境界、小さくつなぐ扉、美しく引かれた境界、曖昧な時間と記憶の境界…
ジャケットはどうしよう、と話している時に、吉良君がFacebookで木村さんの過去の作品を見つけました。木村さんの作品とはいつかコラボレーションしたいと思っていましたが、ぴったりくる作品に出会えました。ジャケットに使わせていただくことを快諾してくださり、全面的に木村さんの作品でブックレットを作りました。デザインは、ずっとzabadakのジャケットデザインをしてくださっている吉田直之さんです。
ぜひ、ジャケットで木村佳代子さんの世界の一端を御覧ください。そして8月3日から8日まで、銀座のギャラリーQで木村佳代子さんの個展があります。私も実はまだ見ていない、アルバムジャケットの原画も展示されます。とても楽しみにしています。お近くの方は、ぜひ足をお運びください。
木村佳代子さんのHPはこちら
http://www.kayokokimura.com
*トップ画像のチューリップの作品"BIRTH"はアルバムジャケットではありませんが、個展で展示されます。100号もの大作!
木村佳代子さんの絵について
私の兄は画家です。zabadakでは二度、兄の作品をジャケットにしていますので、ご存知のかたもいらっしゃるでしょう。兄の友人たちの個展に足を運んだりして、銀座のギャラリー巡りはよくしていました。今もギャラリーを見かけて、気になる作品がかかっていると、ひょい、と入ったりします。
一昨年、銀座の画廊で、6人くらいの現代美術家のグループ展に兄が参加していて、一緒に参加されていた作家の中に木村佳代子さんがいらっしゃいました。その時は、木村さんは芍薬を描いた3点を出品されていました。美しく開いた芍薬に落とされた(あるいは汚された)墨のイメージに、私達が震災で負わされた傷を重ねて見た人もいたでしょう。私はその作品をずっと眺めていたくなって購入しました。若いアーティストのいろいろな展覧会を見ていますが、「欲しい」とまで思ったのは珍しいことで、ちょっと自分でもびっくりしました。
そのあとすぐ、麻布の画廊で初めて個展を拝見した時のことは忘れられません。
その花の最も美しい瞬間が彼女によって無惨なほどに細密精緻に切りとられています。タナトスとエロスに叩きつけられる静かなる偏執的パッションにクラクラしてきます。本来の「器官」であることを時にエロティックすぎるほどに描き、しかし「切り取られた器官」であることが苦しいほど胸に迫り…彼女の絵を見た私の息子が「おっかない」と言ったのもよくわかるのです。彼女の絵を見ると、いつも「境界」ということばが浮かびます。自分がその脆い花弁の縁に立ち、どこにも行けない場所に置き去りにされたような錯覚に陥ります。
花弁と外の世界を頒かつもの。
私達の身体と外の世界を頒かつもの。
生きているもの、死にゆくもの、生きながらに失われてゆくものについて。
わたしはいつも彼女の描く花弁のふちからから生命の淵をのぞきこむのです、と以前彼女の絵にコメントしたのですが、まさにその感覚です。
今回のzabadak「ここが奈落なら、きみは天使」のアルバムのコンセプトは「境界」でした。にじむ境界、拒絶する境界、小さくつなぐ扉、美しく引かれた境界、曖昧な時間と記憶の境界…
ジャケットはどうしよう、と話している時に、吉良君がFacebookで木村さんの過去の作品を見つけました。木村さんの作品とはいつかコラボレーションしたいと思っていましたが、ぴったりくる作品に出会えました。ジャケットに使わせていただくことを快諾してくださり、全面的に木村さんの作品でブックレットを作りました。デザインは、ずっとzabadakのジャケットデザインをしてくださっている吉田直之さんです。
ぜひ、ジャケットで木村佳代子さんの世界の一端を御覧ください。そして8月3日から8日まで、銀座のギャラリーQで木村佳代子さんの個展があります。私も実はまだ見ていない、アルバムジャケットの原画も展示されます。とても楽しみにしています。お近くの方は、ぜひ足をお運びください。
木村佳代子さんのHPはこちら
http://www.kayokokimura.com
*トップ画像のチューリップの作品"BIRTH"はアルバムジャケットではありませんが、個展で展示されます。100号もの大作!
衣倆(メリユ)個展 ― 2013/01/29
15日のことですが
飲み友達でもある衣倆さんの人形展を見に
初台のzaroffに行きました
しあわせなことに
写真を撮らせていただきました
エロスとタナトス
成熟と未熟
白痴と智慧者
渇きとしたたり
無垢と冒涜
それらの
世界の果てと果てにあるものたちが
美しく混沌と
この白い肌の中に閉じ込められて
苦しいくらいに
濃密で甘く
毒を帯びた息遣いが
聞こえてきそうでした
近々もっと写真を公開できるかもです
飲み友達でもある衣倆さんの人形展を見に
初台のzaroffに行きました
しあわせなことに
写真を撮らせていただきました
エロスとタナトス
成熟と未熟
白痴と智慧者
渇きとしたたり
無垢と冒涜
それらの
世界の果てと果てにあるものたちが
美しく混沌と
この白い肌の中に閉じ込められて
苦しいくらいに
濃密で甘く
毒を帯びた息遣いが
聞こえてきそうでした
近々もっと写真を公開できるかもです
Dino Baffetti〜私のアコーディオン ― 2012/01/15
アコーディオニスト・藤野由佳さんの紹介で
アコーディオンの調整には
「TOKYOベイアコ」に伺っている。
昨年、いつも使ってるちっちゃいカワイイやつの
ベルトが切れちゃったので修理に伺ったら
ベイアコのオーナー原田さんが
「5分でいいですから見てってください、
小峰さんにぴったりのがあるんです」
と取りいだしたるイタリアのアコーディオン一台。
なんと美しい。
なんと素敵な音色・・
ということでベルトを直しに行ったのが
お買い上げしてしまったのであった。
衝動買い。
これです。
ワタクシの写真も載せてくださってます。
http://act-bay.com/import/2015083482kg.html
ベイアコには魅力的なアコーディオンがたくさんあって
アコーディオン好きの方には
大変に危険で素敵なところよ。
アコーディオンの調整には
「TOKYOベイアコ」に伺っている。
昨年、いつも使ってるちっちゃいカワイイやつの
ベルトが切れちゃったので修理に伺ったら
ベイアコのオーナー原田さんが
「5分でいいですから見てってください、
小峰さんにぴったりのがあるんです」
と取りいだしたるイタリアのアコーディオン一台。
なんと美しい。
なんと素敵な音色・・
ということでベルトを直しに行ったのが
お買い上げしてしまったのであった。
衝動買い。
これです。
ワタクシの写真も載せてくださってます。
http://act-bay.com/import/2015083482kg.html
ベイアコには魅力的なアコーディオンがたくさんあって
アコーディオン好きの方には
大変に危険で素敵なところよ。
来年の手帳 ― 2011/09/10
手帳をQuo VadisのExecutive Noteにしてから3年。
もう浮気はしないぞ、とおもったのですが
来年のスケジュールがボチボチ入ってきたので
一時しのぎにでも10月始まりダイアリーを買わねば
ということになり渋谷LOFTへ。
私の選ぶポイントは
・一ヶ月見開きがあり
・一週間のスケジュールが左ページ
・右ページはフリー
・紙は真っ白ではなくアイボリー
・フォントが美しい
以前は地下鉄の路線図とかついてることもポイントだったけど
今はiPhoneがあるからそれはいらない。
というのでかなり理想的なものを見つけたのですが
それがレフィルしかなかった。
のでブックカバーで代用することにしたのですが、
捨てるに捨てられなかったパリの「DEYROLLE(デロール)」の
紙袋で作ってみました。
紙袋の表と裏とステッカーに、
背表紙は製本用補強テープも使用。
わたし、どんだけDEYROLLE好きなんでしょうか。
もう浮気はしないぞ、とおもったのですが
来年のスケジュールがボチボチ入ってきたので
一時しのぎにでも10月始まりダイアリーを買わねば
ということになり渋谷LOFTへ。
私の選ぶポイントは
・一ヶ月見開きがあり
・一週間のスケジュールが左ページ
・右ページはフリー
・紙は真っ白ではなくアイボリー
・フォントが美しい
以前は地下鉄の路線図とかついてることもポイントだったけど
今はiPhoneがあるからそれはいらない。
というのでかなり理想的なものを見つけたのですが
それがレフィルしかなかった。
のでブックカバーで代用することにしたのですが、
捨てるに捨てられなかったパリの「DEYROLLE(デロール)」の
紙袋で作ってみました。
紙袋の表と裏とステッカーに、
背表紙は製本用補強テープも使用。
わたし、どんだけDEYROLLE好きなんでしょうか。
パリのおみやげ ― 2011/02/18
パリ旅行記2011/1/20 ― 2011/02/01
部屋で朝ごはん。
キッチン付きのホテルなので
こういうのが楽なのである。
水木さんとブラブラとでかける。
パリのマクドナルドはこんな深いグリーンのファサード。
ルーブルの横を突っ切って
サンジェルマン方面へ。
目指すはボンマルシェなんだけど
前回も訪れた「デロール」DEYROLLEに寄る。
タカラガイを買ってきて、とコドモから言われたのだが
めぼしいものがなくて、かわりに前から欲しかった
ウニのカラ、購入。3.5ユーロ。
吉良くんにも本を購入。
剥製だらけの店内、水木さんはちょっとまいっちゃったみたい。
お店を出てすぐ、バラの花だけのお花屋さん。
ボンマルシェ到達前に昼ごはん。
クスクスが添えてある煮込み料理を前に
ご満悦の西山水木さま。
私は昼は軽めに。
とはいえ、量がスゴイ。
三種類のドレッシングが、どれもおいしゅうございました。
窓からの景色はこんな。
二人でワインを飲んでかなりいい気分。
このコーヒー、おいしくないはずがない!
大満足でカフェを出たあと、ボンマルシェへ。
チーズをここで三種類購入。
ほかにこまごまとしたものを。
いったんホテルにもどり、水木さんとは別行動。
私はバスチーユ経由で三宅純さんのお宅へ。
ちょうど公演でパリにいらしていたアコーディオニスト、
佐藤芳明さんとお初にお目にかかり、
一緒にシャンパンをいただく。
三宅さんの美しい娘さんがスーツ姿でどっきり。
こちらでお仕事なさっているとのこと。
その後、マレのカフェで私の友人チームと合流して
総勢8人のディナー!
この写真は佐藤芳明さんのオーダーした、
アンドゥイエット。
ちょこっといただきましたがここのは美味しかった!
私はエイのソテーを食べました。
エイ!
デザートは完食ならず。
三宅さんファンのかた、
左に写ってる手は三宅さんの手です!
手だけでゴメン。
楽しいディナーでした。
お忙しいのに時間をとってくださった三宅さん、
ありがとうございました。
これがデロールで買ったウニだよ〜
というわけで二日目もてんこ盛りで終了。
手拭いの夏! ― 2010/08/14
以前もブログに書きましたが
http://koko.asablo.jp/blog/2007/10/06/1839204
手拭い大好きで、いつも持ち歩いています。
使い慣れると普通のハンカチではもう物足りなく、
そしてタオルよりもコンパクト、
乾くのも早くて大変重宝なのです。
我社の全員手拭い好きなので
zabadakの手拭いを作ってしまったのは
以前もここでお知らせしましたね。
生地や染めも、納得の品ざます。
赤はベージュに染めた上に赤をのせました。
使うほどに柔らかく、
色もいい塩梅の「オレ色」になるのが
注染の魅力。
写真のはワタクシが愛用半年の品。
紺色の方がより使い込んでいますので、
ガーゼみたいな肌触りになってきたのが
伝わるかなあ。
こうなってくるともう端っこのほつれもなく、
洗濯機で洗っても(本当はあんまりよくないけど)
大丈夫。
ライヴ会場でも絶賛発売中。
ここからも買えます。
http://www.zabadak.net/order/index2.html
http://koko.asablo.jp/blog/2007/10/06/1839204
手拭い大好きで、いつも持ち歩いています。
使い慣れると普通のハンカチではもう物足りなく、
そしてタオルよりもコンパクト、
乾くのも早くて大変重宝なのです。
我社の全員手拭い好きなので
zabadakの手拭いを作ってしまったのは
以前もここでお知らせしましたね。
生地や染めも、納得の品ざます。
赤はベージュに染めた上に赤をのせました。
使うほどに柔らかく、
色もいい塩梅の「オレ色」になるのが
注染の魅力。
写真のはワタクシが愛用半年の品。
紺色の方がより使い込んでいますので、
ガーゼみたいな肌触りになってきたのが
伝わるかなあ。
こうなってくるともう端っこのほつれもなく、
洗濯機で洗っても(本当はあんまりよくないけど)
大丈夫。
ライヴ会場でも絶賛発売中。
ここからも買えます。
http://www.zabadak.net/order/index2.html
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