3月27日其の弐 伊勢神宮2006/04/05

参道の町並みにうきうきして、風邪が気になるムスコも
「気分よくなってきた」と足取りも軽くなっている。
すごい。お伊勢さんパワー。
コドモの時に来た以来、という吉良君は
五十鈴川の記憶が強かったらしく、コドモに
「2メートルの鯉がいるんだ」などと言っておる。

私が以前に来た時は夕方だったし平日だったせいか
人もまばらで杜の気配が濃く、
ぎゅぎゅっと引き締まった霊気が漂っていた。
ここにはやはりカミサマがいるのだ、と思ったものだった。
今回は春のぽかぽか陽気で春休みの人出もあり、
のんびりしたお参りムードの人々の流れに乗って歩く。
とはいえそこは吉良家の定め、「テングチョウだ!!」と
越冬個体を見つけては参道からはずれ、「デッカい!!」と
巨木を見つけては耳をくっつけ。
などしながら正宮に着いた。
手前には遷宮予定地があり、コチラの場所からもすごい気が漂ってくる。
いつもは家族が健康でありますように、とお祈りするのに
世界平和を祈った。
なんだか畏れ多くて個人レベルの問題を持ち出す気に
なれなかったのであった。
コドモにも「何をお祈りしたの?」ときくと
「あらそいがなくなりますように、って。」
というのだ。
お母さん、泣けてきたね。

帰り道、参道の店で伊勢うどんを食べたりして
クルマに戻る。
今度はゆっくりと他のお宮も巡ってみたいなあ。
ここから志摩半島をぐるっとまわって那智勝浦へ向かう。