3月27日其の参 志摩半島〜那智勝浦2006/04/08

せっかくここまできたのだから、と志摩半島をドライヴ。
パールロードを南下し、海岸線に沿って走る。
思ったより高低差が激しくリアス式海岸が眼下に見えたり、
思わぬところでばばん、と海がいきなり出てきたりして
意表をつかれた。
高いところからの眺望は海と陸がぐじゃぐじゃと
複雑で素晴らしい。海も湖面のように静かだ。
遠景だと人工物が地形を壊していないようで、
まんま自然の作り上げたいとめずらし海岸線と
島々をば眺むれば、人間のまだ少ない昔々に運ばれた
ようだ。
いにしえいにしえ。

そこから尾鷲を通り、さらに和歌山方面へ南下。

「海で遊ぶー!!」とコドモが言うので途中降りた浜は
まあるい石だらけの七里御浜というところ。
世界中どこへ行っても石ころや貝殻を拾ってしまう
吉良家のこと、ここでも3人黙々と石拾い。
自分だけのお気に入りを探していく。

この石の浜に打ち寄せる波はサイダーみたいにクリアで、
波がひく時の、石を巻き込み波がくだける音、
無数の石同士がぶつかる音は打楽器オーケストラみたいだ!!
珊瑚の小枝がカラリラと鳴る石垣の浜のかわいい音も
いいけれど、こっちのはすっごいダイナミック。
みんなで音をきいていたところにデッカイ波がざばん、
とやってきてきゃあきゃあ言いながら逃げた。

そんなこんなでお宿に着いたのは6時過ぎ。
品数少なめの夕食だったが昨日あまりのご馳走に辟易して
しまったのでコドモはむしろ食欲がわいた様子。
しかしコドモの咳が気になる夜であった。