おかざき真里さんのこと ― 2014/03/13

今回は「いちから聞きたい放射線のほんとう いま知っておきたい22の話」の共著者、おかざき真里さんについて、ちょっとお話しします。
おかざき真里さんといえばご存知でしょうけれど、「サプリ」「&」などで大人気の漫画家さん。
2011年のガイガーカウンター・ミーティング(GCM)に家族でいらっしゃっていたことから、そのレポートの漫画を描いていらっしゃいます。
http://shinonome-do.cocolog-nifty.com/611gcm/2011/06/611gcm-9ea4.html
最初に真里さんにお会いしたのは2012年に行われた東京でのGCM報告会。ちらりとご挨拶を交わしただけだったのですが、twitterのアイコンそのままの、ふわっとした可愛らしい素敵な方でした。あの繊細で確かで美しく、デコラティブでそして色っぽい絵と、痛いようにどきりとする「真理」や、毒を隠し持ちグサグサ心に刺さりまくるセリフが、これこのようなふんわりしたやさしいルックスの奥底からどんどこ出てくるのか!!と人間の神秘に驚嘆しました。
菊池さんと、本のイラストはぜひおかざき真里さんに描いてもらえたらいいね、と話していて、あれよという間に「いいですよ~」と言っていただいたときはうれしかったです。
そして真里さんとランチがてらお会いした時に、「原発の事故で、サブカル文系男子って頼りにならないってのがわかりましたよねえ」とおっしゃったのがかなりツボ。うむ。わかるわかる。でも、その文系でも手にとってもらえる本になるとといいなあ。きっとおかざきさんの絵の力があれば、男子でも女子でも文系で物理化学理系苦手でもすんなり読めるものになるに違いない!と思っておりましたが、次にお会いした時には、私の想像をはるか成層圏あたりまでぶっ飛んで超えた素晴らしいイラストを描いてきてくださり、それは確信へと変わりました。
図説のほかに、読者が自分のなかにどんどん入って想像を膨らませてくれるようなイメージイラストがあったらいいですね、というのはその時の真里さんからの提案でした。ああ素晴らしい企画力よ。
真里さんの絵の力ってすごいなあ、と新しい絵が届くたびに思いました。
この本には、プロローグの漫画の他に、見開きのイラストや、章のはじめのイラストを頂きました。
おかざき真里さんの描く装飾的なモチーフや、植物などの圧倒的な表現が大好きなのですが、その素晴らしさが満載です。
特筆すべきは原子、原子核、遺伝子のイラスト。これは真里さんと二人で渋谷でああでもない、こうでもないと話していて決まったんですけど、放射線の解説の本としては、かなり画期的だと思っています。
実はまず「教科書的な絵は載せたくない」というのが大前提としてあり。よく目にしますよね?あの、ちっちゃいマルの原子核のまわりをびよーんて丸く軌跡を描いて電子が回ってるの図。
あれって、「イメージ」なんですね。本文にも書きましたが、電子は原子核からははるか離れたところ(この「はるか感」が教科書のにはない)に、雲のようにそのまわりに「いる」ということらしい。別にびよーんって軌道があるわけじゃなくて、いろんなところにいたりする(菊池さんから聞いて初めて知りました)。「いろんなところ」の表現が「雲のようにいる」と比喩される所以らしいのですが、これを真里さんはみごとに表現してくださいました。
そして、原子核の絵。ぶっとびです。
遺伝子の男女の手のイラストも素敵です。
このほかの図説イラストもたくさん入っていますが、宇田川一美さんというかたが優しいタッチで描いてくださっています。わたしと菊池さんの下絵をきれいに仕上げてくださいました。
早ければ、今日「いちから聞きたい放射線のほんとう いま知っておきたい22の話」を手にされる方もいらっしゃるかもしれません。ドキドキ。
写真は裏表紙、オビもオシャレなのでよく見てね!
おかざき真里さんといえばご存知でしょうけれど、「サプリ」「&」などで大人気の漫画家さん。
2011年のガイガーカウンター・ミーティング(GCM)に家族でいらっしゃっていたことから、そのレポートの漫画を描いていらっしゃいます。
http://shinonome-do.cocolog-nifty.com/611gcm/2011/06/611gcm-9ea4.html
最初に真里さんにお会いしたのは2012年に行われた東京でのGCM報告会。ちらりとご挨拶を交わしただけだったのですが、twitterのアイコンそのままの、ふわっとした可愛らしい素敵な方でした。あの繊細で確かで美しく、デコラティブでそして色っぽい絵と、痛いようにどきりとする「真理」や、毒を隠し持ちグサグサ心に刺さりまくるセリフが、これこのようなふんわりしたやさしいルックスの奥底からどんどこ出てくるのか!!と人間の神秘に驚嘆しました。
菊池さんと、本のイラストはぜひおかざき真里さんに描いてもらえたらいいね、と話していて、あれよという間に「いいですよ~」と言っていただいたときはうれしかったです。
そして真里さんとランチがてらお会いした時に、「原発の事故で、サブカル文系男子って頼りにならないってのがわかりましたよねえ」とおっしゃったのがかなりツボ。うむ。わかるわかる。でも、その文系でも手にとってもらえる本になるとといいなあ。きっとおかざきさんの絵の力があれば、男子でも女子でも文系で物理化学理系苦手でもすんなり読めるものになるに違いない!と思っておりましたが、次にお会いした時には、私の想像をはるか成層圏あたりまでぶっ飛んで超えた素晴らしいイラストを描いてきてくださり、それは確信へと変わりました。
図説のほかに、読者が自分のなかにどんどん入って想像を膨らませてくれるようなイメージイラストがあったらいいですね、というのはその時の真里さんからの提案でした。ああ素晴らしい企画力よ。
真里さんの絵の力ってすごいなあ、と新しい絵が届くたびに思いました。
この本には、プロローグの漫画の他に、見開きのイラストや、章のはじめのイラストを頂きました。
おかざき真里さんの描く装飾的なモチーフや、植物などの圧倒的な表現が大好きなのですが、その素晴らしさが満載です。
特筆すべきは原子、原子核、遺伝子のイラスト。これは真里さんと二人で渋谷でああでもない、こうでもないと話していて決まったんですけど、放射線の解説の本としては、かなり画期的だと思っています。
実はまず「教科書的な絵は載せたくない」というのが大前提としてあり。よく目にしますよね?あの、ちっちゃいマルの原子核のまわりをびよーんて丸く軌跡を描いて電子が回ってるの図。
あれって、「イメージ」なんですね。本文にも書きましたが、電子は原子核からははるか離れたところ(この「はるか感」が教科書のにはない)に、雲のようにそのまわりに「いる」ということらしい。別にびよーんって軌道があるわけじゃなくて、いろんなところにいたりする(菊池さんから聞いて初めて知りました)。「いろんなところ」の表現が「雲のようにいる」と比喩される所以らしいのですが、これを真里さんはみごとに表現してくださいました。
そして、原子核の絵。ぶっとびです。
遺伝子の男女の手のイラストも素敵です。
このほかの図説イラストもたくさん入っていますが、宇田川一美さんというかたが優しいタッチで描いてくださっています。わたしと菊池さんの下絵をきれいに仕上げてくださいました。
早ければ、今日「いちから聞きたい放射線のほんとう いま知っておきたい22の話」を手にされる方もいらっしゃるかもしれません。ドキドキ。
写真は裏表紙、オビもオシャレなのでよく見てね!
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