ツマグロヒョウモン2007/10/22

7,8年前だろうか、
名古屋でこのチョウを見かけた時には
びっくりした。
南国風の模様なんだもの。
カバマダラかと思ったー。
てか、毒のあるカバマダラに擬態してるらしい。
本来は南にいたのが、近年
「大阪辺りには普通にいる」
と言われていたのが、
3年くらい前から
東京でもよく見られるようになった。
毒のある本家のカバマダラはこっちにはいないから
なんのために擬態してきたのか
このあたりの天敵の鳥さんにはわかるまい。
しかしいかにもまずそうなのか?
ここまで勢力を拡げてしまったのだな。

北上の原因は天敵がいないから、ではなく
むろん温暖化と、食草であるスミレが
園芸植物として広く植えられるようになったため
らしい。

それにしても本当にもう普通にいるんで、
今どきのちびっこにとってはアゲハと大差ない「並」の
チョウになっちゃうんだろうなあ。

陽を反射して金属光沢がわかりますねえ。
幼虫もスミレにくっついてるのを
みかけるでありましょう。
トゲトゲしてるけどかわいいよ。
そっとしておいてくださいましね。