岸祐二2005/11/27

私は残念ながら彼の「レ・ミゼラブル」を観ていない。
初めて会ったのは夏の劇団ひまわりのミュージカルの稽古場だった。
彼は昨日が千秋楽というボロボロの体で「ミス・サイゴン」の歌をピアノひとつで歌った。
ハリと伸びのある声。でっかい体。でっかい目。
スケールの大きな歌を歌う人だなあ、というのが最初の感想だった。

そしてほどなく彼からアルバムの曲を書いてください、というお話しをいただいた。これまで、どんな歌を歌っていいかわからなかったけど、ZABADAKの歌を聴いて、こういう歌があったのか、と思った、と。
そしてアルバム「風ガ吹クトキ」が出来上がった。

アルバム完成お披露目ライヴが昨日クラブイクスピアリで行われた。
最高のバンドでのライヴだった。
彼のための書き下ろしではないのだが、「空ノ色」はもはや完全に彼の歌になっていて、聴いていて何度も鳥肌がたった。
なんて幸せなことだろう。
彼の体を通して発せられた言葉は、また別の色を持っていた。

これからもがんばって。
そして、ミュージカルファンではない人たちにも、ぜひヴォーカリストとしての彼の歌を聴いて欲しいな、と思った。
だから、もっと曲、作ろうね。
「レミゼ」、見に行かなければ。
アスベストの心配のない日生でね。

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