La Ceramique Japonaise ― 2010/03/05
父が読書家で愛書家で、家にはいろいろな本があった。
昔の日本の書籍にはおしゃれなのがたくさんあって、
変形のもの、凝った箱に入ったもの、挿絵の美しいもの
(挿絵のページには薄紙が挟まれていた)、変わった書体のもの……
素っ気ない文庫本とは全く別物の、紙の愉楽。
本を見る前には必ず手を洗ってから、と厳しく言われた。
そんなもんだから、私も単に中身だけでなく、
ウツクシイ本に、萌えーなのだった。
で、つい先日入った書店でやっていた
豪華本・稀覯本の古書市で出会った本に一目惚れ。
1881年にフランスで刊行された
日本の陶器に関する本なのだが、
多色石版画が多数収めれており、
その美しさやレイアウトの美しさにホレボレ。
ネットで調べてみたら、東京文化財研究所、というところの
蔵書目録にも載っていた。
今日もひとりページをめくってはニヤニヤしているのだった。
(早く楽に読める語学力をつけたい)
和風の図柄と欧文って、美しい。
すごーく値切って買っちゃったので
今日、お店の方と電話で話したら
「お安くしすぎちゃいましたー」って。
大事にします。
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