ZABADAK夏休みツアー〜#52007/08/14

8月4日

宿を10時に出る。
雨がひどくなってきていたが札幌に着くと雨もやんだ。
仙台からずっと同乗してるコドモは、クルマの中がチョー暇そうで「お母さん遊ぼう」と言って「しりとり」を強要する。
言葉の少ない「R行」に持って行く「R行攻め」や「たべもの」「のりもの」「とりもの」など「もの」で続けて「のはじまり」へ攻め立てる「の攻め」が流行る。

かなり早く着いてしまったので機材だけホールに搬入させていただき、ゴハン食べたり本屋さんに行ったり。
ホールは元映画館だったところだそうで、駅の近くでショッピングにも便利な場所だ。
今日のゲストは札幌在住のミュージシャン、扇柳トールさん。
私はお初にお目にかかるが、リヴェンデルのふたりは仲良し(?)、そして吉良君も以前の北海道ライヴで共演している。
いろいろな楽器をプレイするお方らしいのだが、今回は笛各種とバウロンで参加していただくことになった。ティンホイッスルを吹く由佳ちゃんも、そしてリコーダーを吹く私もほっとしたー。今回はみんないろんな楽器をやりながら、だからね。慣れない楽器の演奏はかなり大変なので、お任せできると気が楽になる。

サウンドチェックではまず扇柳さんの参加していただく曲からリハーサルしたのだが、扇柳さんからのお申し出でで参加いただくことになった「双子の星」はとても素晴しく、力強さと妖しさに聞き惚れていたあまりにエンディングを見失った。おお。本番ではうっとりに気をつけなくては。

当日の物販のバイトも林太郎君のお友達がやってくださった。
郡山でのお手伝いの方に続き、彼もZABADAK帆前掛けがよく似合う。
私と由佳ちゃん、吉良君で楽屋までのパーテーションを運んだり、林太郎君が開場案内をしてくれたり、人手不足なんで、みんなで準備。
おにぎりを食べて腹ごしらえ、メイクしてさあ本番!

音がよく聴こえてとてもやりやすかった。
お客さんも多分集中しやすかったのではないかな。
今日の曲目は林太郎君が選んだものだった。
彼は「お客さんの耳」になって考えてくれるのだった。
二曲目の「銀河鉄道の夜」ではイントロでわあっと言う声や拍手が起きた。
リヴェンデルの二人は、今回のツアー前のリハの時は堅実な演奏だったけど、コンサートの回を重ねるにつれてどんどんアグレッシヴに良くなってきているのがわかる。
扇柳さんはこの日、実は体調を崩されていたようだったのだが、素晴しい演奏を聴かせてくださった。お疲れさまでした。

ホテルに戻って、フロントの方お勧めの近くのお店で打ち上げ。
真っ白い、ナマで食べるとうもろこし、美味かったなあ。
サンマのお寿司もうまかったなあ。
カルピスバターのじゃがいもも。うう。また食べたい!!
そしてお店のおじさまは飛行機のパーサーみたいに物腰が柔らかだったし、店員さんは女性も男性も美形ぞろい。
札幌の底力を見た思いだった。

ここまで喉の調子も崩さず、誰も風邪も引かずにやってきたー!!
さあ、明日でいよいよ最後だぞ。

写真はサウンドチェック中に撮ったもの。
左が扇柳さん、真ん中が林太郎くん、右が吉良君。
由佳ちゃん映ってなくてごめんね。