かえってきたどー!!2007/08/09

 ZABADAK夏休みツアーが終了しました。

おいでくださったみなさん、いろいろ協力してくれた方々、
現地でお手伝いしてくれたみなさま、林太郎君のご親戚の方々などなど
たくさんの方に支えられ、感謝しています。

本当にありがとうございました。

詳しいことは改めてご報告します!

ZABADAK夏休みツアー日記〜#12007/08/11

7月30日

郡山へ。
朝10時半過ぎくらいにリヴェンデルの木村林太郎君と藤野由佳ちゃんと楽器等機材の載ったクルマが到着。今回のツアーはこのおふたりと吉良知彦、そして私の4人が基本メンバーである!
28日の東京でのライヴがおかげ様で大盛況であったがさて地方はどうでしょう??
積み込みの頃にはぽつぽつと降って来た雨が、出発してしばらくたつとどしゃ降りになった。
都内を抜けるのに一時間近く。
高速は雨で速度規制、しかし3時前には私の実家にコドモを降ろし、今日のライヴ会場の「富や蔵」へ。
ここはもと酒蔵だったというところ、中に入ると実にまったく酒蔵、楽屋は「蔵方休息室」との木札がかけられているが、畳敷きで姿見も着替えのスペースも清潔なトイレもあり、必要なものは過不足なく揃っているのだった。

友人の紹介で地元ラジオ局の菊地さんが音響さんもバイト君も手配してくださっていた。
大変に有り難いことだ。
母の差し入れのおにぎりや漬け物、おひたしなどで腹ごしらえのあと(母の作ってくれたおにぎりを食べたのって何年ぶりだろう)、サウンドチェック。
この小屋はとてもいい「気」が満ちているようでマイナスの要因となるようなものが感じられなかった。
上手くいきそうだ。

本番前に友人からの差し入れ。手紙には懐かしい名前が連ねられている。
予定では白い衣装だったが、カラフルなものに変更してメイクして、さあ、今回のツアーの始まりだ。楽屋からざわざわと客席の賑やかさが伝わる。


曲は私の出身地での初めてのライヴだから、ということで吉良君が私の歌う曲を多くセレクトした。
最初ちょっとドキドキしたけど、始まっちゃえばいつもと同じ気持ちで歌うことが出来た。ステージからは客席は暗くてよく見えないが何人か同級生や知り合いのおばさまの顔が見える。

お客さんの拍手のあたたかいことよ。そしてほぼ満員状態。嬉しい。
終演後はプチ同窓会のようだった。
懐かしい顔に、みなにひとしく訪れた年月を感じても学生の頃の気分が甦ってくる。
当日バイトしてくれた方は長年のZABADAKファンだったらしい。
きっちり仕事してくれてありがとう。
たくさんのお花も、みなさんありがとう!!
打ち上げは今回まわりに宣伝しまくってくれた高校の同級生でマンガ家の芳賀由香ちゃんとその傑作なムスコさんたちと、新聞に情報を載せたり取材いれたりしてくれた同じく高校の同級生でフリーライターの友人を交えて。

林太郎君と由佳ちゃんはホテルへ、ワレワレは実家でまた軽く飲んだりして一日目、無事終了。
本当にみなさんありがとうございました!

ZABADAK夏休みツアー〜#22007/08/11

7月31日

朝10時から地元の情報誌と、某専門学校の機関誌の取材を受ける。
家に戻ると昼過ぎ。

3時に林太郎君と由佳ちゃんが来て一路仙台へ。
コドモは明日父が仙台に連れて来てくれることになっている。

夕方5時前にホテルにチェックイン。
温泉付きのおっきいホテルなのでみなひとまずお風呂。
かなりクタクタ。

そしてタクシーにて仙台の街へゴー。
タクシーの運転手さんならおいしいお店を知っているだろう、たまにはそうやってどこか行ってみようということで「どこか海のモンがうまい居酒屋に」とリクエストした。
やさしい運転手さんで、途中の道のお寺や学校や地名等について詳しく教えてくれる。
いいひとだなあ、これなら安心、と思っていたら
「ここは若い人たくさん入るお店ですよー」
と止まったところが「笑笑」「白木屋」などの入るビルだった・・。
ががーーーーんん。
仙台に来てチェーン店、かい・・。

と、とりあえずそのへん歩いてみようか、とアーケード街をぶらぶらするも、居酒屋のある匂いがしてこない。
途方に暮れて只野さんにケータイをかける。
ひらたよーこさんのあなんじゅぱすでご一緒したキーボードの只野さんは現在仙台在住なのである!
窮状を訴えると「それは寂しいっすねー!!すぐいくから待っててください」と早速かけつけてくれることになって「河童亭」という素敵なお店に案内してくれた。ありがとおおおおお!!
吉良君は念願の「ホヤ」を食べて大満足。
ホヤって新鮮なのはおいしいんだねえ。
鮮烈な後味。ホヤに目覚めてしまった!!日本酒がすすむう。
ここで日本酒飲む飲む。一升半くらい飲んだねえ。
おともだちがいておいしいお酒が飲めてシアワセだ。
仙台の初日の夜、終了。

8月1日

ゆっくりゴハン食べて温泉にも入って、ホテルまでクルマで来てくれたマネージャー田中利佳ちゃんと共にDATE FM(FM仙台)へ。昨日会った只野さんが前もってこの日の生放送の出演を決めていてくださってた。うう。何から何まで。
一時に打ち合わせしてから本番までは「牛タン定食」である!
「利休」というお店に只野さんが連れて行ってくださり、一日限定20食というものを注文。
焼肉屋のひらひらの牛タンと違って分厚い!そんでやわらかい!!
付け合わせが大量のキュウリの浅漬け!
いやー。びっくりしましたー。おいしかったっす。ものすごい量っす。
このあと父が連れて来てくれたコドモとも合流、3時からラジオ出演。
DJのささき恵一さんはとてもフレンドリーで話しやすかった!お世話になりました。

そして今日のライブ会場、「JUNK BOX」まで只野さんがクルマに同乗して案内してくださった。ありがとー。
会場に着くとそこにはっ!ZABADAK初代メンバーであるまっちゃんこと松田克志氏が林太郎君、藤野由佳さんと共に既にセッティングを終えていたのだった!
昨年の盛岡のライヴでもまっちゃんが飛び入りで参加してくれたが今回はちゃんとリハもやろうね、ということで初めての曲、懐かしい曲のリハーサル。まるでブランクがなかったみたいにしっくりとプレイできた。音楽っていいねえ。時間も距離も一挙に縮めてくれる。
本番でもまっちゃんの登場に会場が沸いてとてもいいコンサートになった。まっちゃんとまた「わにのゆめ」が出来てうれすい。
ありがとう、まっちゃん!

打ち上げは仙台に転勤になったO氏が手配してくれたお店「萬彩」。
ここにやはり現在仙台在住である私の小学校からの大親友が来てくれて久しぶりの再会。志の高さは昔と変わらず、それが外見にもにじみ出ていて美しく、とても嬉しい。そして酒のみなのもとても嬉しい。
只野さんはもちろんあなんじゅぱすのギターのサイトウミノルさん、地元DJの橋元さん等も加わって賑やかに深夜の部も進んで行くのであった。

さて、明日は秋田へ!!

ZABADAK夏休みツアー〜#32007/08/12

8月2日

7時に起床。昨日も遅くまで宴会していたので、吉良君とコドモは朝ご飯は食べずに寝ていたい、と言ってたので起こさずに一人で朝食、そのあとお風呂に入る。部屋に戻って二人を起こす。
お風呂に入れる時間まであとちょっとなので急いでお風呂に向うコドモは眠くてボロボロでおっきい浴衣をぐずぐずに着てるのがちょっとかわいい。
移動は荷作りの連続だ。今回はコドモの荷物を完全に分けたのでちょっと楽になったけれどどうしても時間をとられる。

さて、秋田へ向けて出発。

移動のクルマの中では藤野由佳ちゃんはあっという間に眠れる天才である。羨ましい。今回運転は吉良君と林太郎君の二人。私、ペーパードライバーなんで、申し分けねえっす。
しかし涼しいですねえ。おしゃれ計画、またも台無しか??

秋田の鹿角に近づくと田園やリンゴ畑が広がっていて、人影はまばらである。
実は秋田でのライブのチケットぴあの集計が、一週間前にたったの3枚(チケぴ以外ではもう少し売れてましたが)、ということで、ペネロープチームはアタマを抱えていたのであるが、それもそのはずだなあ、と思えるほどの人のいなさ加減・・。

まずは林太郎君のご親戚の家にご挨拶。今日はここに泊めていただくのだ。
伺ったお宅は大正時代に建てられたと言うとても風情のあるところ。今は知り合いの方が湯治にいらっしゃるものの、あまりおおっぴらに温泉宿としてはいないらしいのだが、いくつものお部屋に炊事場、そして大きな岩をくりぬいたような素晴しいお風呂がある。
コドモは早く入りたい!とさかんに言っていたがまずは会場へ!!

その前に「ホテル鹿角」でランチ。ここはなん林太郎君のおばさまがご馳走してくださった。本当にありがとうございました。
林太郎君のご親戚はあたたかい方ばかりで、彼が素晴しい御家族のなかでみんなに愛されて育ったのだなあというのがよくわかる。

そして向ったのは去年の秋にもライヴをした「MITホール」。
既に田中利佳ちゃんが着いていて、物販のものなど搬入していた。
美しい木の床が印象的な、本当にきれいなホールだ。
音響の方も去年もお世話になったのでセッティングやサウンドチェックもスムーズに行った。

そして本番。「ステージの上の人数のほうが客席より多い」という心配は杞憂であった!
今回、郡山のステージが狭かったのがきっかけで、ハープの林太郎君は後ろ向きで演奏したのだが、このスタイルが気に入ってしまい他の会場でも後ろ向き。
私達もカオを見合わせやすいんだけど、お客さん的にはどうかなあ?
私はこの日ツアー中マックスにクタクタでカオはボロボロだったけど、声は元気。よかったあ。
ライヴ後はたくさんの熱心なファンの方に会うことができた。
本当にありがとう。

利佳ちゃんとはここで別れる。
利佳ちゃんのおかげでストレスなくライヴに集中できた。
お疲れさん。気をつけて!!

そして今夜のお宿へ。差し入れていただいたおにぎり(山椒とじゃこ最高!!)やおばさまの心づくしのもてなしに感動。「もうこれで最後」とおっしゃりながらどんどこご馳走が並べられて行く。何と言っても野菜がおいしいっていうのはいい!!
枝豆のあまりのオイシさに連続20個くらい食べた〜。
本当にお世話になりました。

川の音を聴きながらぐっすり就寝。

ZABADAK夏休みツアー〜#42007/08/13


8月3日

6時に起きる。ツライ。ツラすぎるけど、今日は移動だけだ。
とてもおいしい超豪華朝ご飯をいただき、あたたかく見送られて(本当にお世話になりました!)7時に出発。
9時10分発のフェリーで青森から函館へ。

フェリーに乗るのは初めてだ。クルマで船内の駐車場に入るのは、なんだか鯨に飲み込まれるみたいだ。短時間なので二等客室でいいよね、ということでいわゆる雑魚寝のお部屋だったのだが、あまり混んでないのでけっこういい感じだった。朝からみんながみんな、そんなに疲れてるわけじゃないだろうに、こういう所だとなんだか寝そべってしまう日本人なのだなあ。
乗務員の方が売店で飲み物など売っているのだが、これがなんともいいヤサグレ加減の、他になかなかお会いしないタイプのおじさんたち。写真撮りたい欲が湧くがどうにか抑える。
出航してからデッキに出ると、チョー気持ちいい。マイナスイオン爆発。コドモはずうっと海を眺めていた。飽きたらゲームしたり私はPC開けたりして結構暇はつぶせた。何度もフェリーを利用している林太郎君がこんなの珍しい、というくらい船は全然揺れないので酔うこともなかった。吉良君はかなり長い間デッキにいたので潮風で体も服もべとべとになっていた。

函館に着いてラーメン食べて巨大ダイエーで買い物したりしたあと、一路今日のお宿がある登別目指して海沿いを走る。
たくさんの海鳥が飛ぶ。海岸線に寄り添って建つひっそりとした家々が眼下に見える。北海道じゃのう。

このあたりは道路沿いに建物がないので速度感が掴めないところで、つい速度が上がってしまう。そういうところでケーサツは取り締まりをしているのだ。「御捕まえ処」ともいうべき道で、何度もパトカーを目撃しながら、途中追い越し禁止車線でトロいクルマをつい追い越しそうになった吉良君。しかもまさにそのときすぐそばにパトカーが!!うわーーーーっっ!!と一同ヒジョーにキモを冷やした。

そのようなことがあったりシュークリーム食べたり道の駅でアイヌ語辞典を買ったり霧でまったく視界がきかないオロフレ峠に寄ったりしながら登別カルルス温泉に到着!!
うう、肌寒いくらいに涼しいではないですか。
ゴハンの時に富良野の友人、どーやんから電話。
「台風、心配してたけどよかったねえ」と。
ホントに今回ラッキーだ。

疲れがほどけていくようで非常にいいお湯、しかし吉良君とコドモは夜も昆虫採集に飛び出していった。

ZABADAK夏休みツアー〜#52007/08/14

8月4日

宿を10時に出る。
雨がひどくなってきていたが札幌に着くと雨もやんだ。
仙台からずっと同乗してるコドモは、クルマの中がチョー暇そうで「お母さん遊ぼう」と言って「しりとり」を強要する。
言葉の少ない「R行」に持って行く「R行攻め」や「たべもの」「のりもの」「とりもの」など「もの」で続けて「のはじまり」へ攻め立てる「の攻め」が流行る。

かなり早く着いてしまったので機材だけホールに搬入させていただき、ゴハン食べたり本屋さんに行ったり。
ホールは元映画館だったところだそうで、駅の近くでショッピングにも便利な場所だ。
今日のゲストは札幌在住のミュージシャン、扇柳トールさん。
私はお初にお目にかかるが、リヴェンデルのふたりは仲良し(?)、そして吉良君も以前の北海道ライヴで共演している。
いろいろな楽器をプレイするお方らしいのだが、今回は笛各種とバウロンで参加していただくことになった。ティンホイッスルを吹く由佳ちゃんも、そしてリコーダーを吹く私もほっとしたー。今回はみんないろんな楽器をやりながら、だからね。慣れない楽器の演奏はかなり大変なので、お任せできると気が楽になる。

サウンドチェックではまず扇柳さんの参加していただく曲からリハーサルしたのだが、扇柳さんからのお申し出でで参加いただくことになった「双子の星」はとても素晴しく、力強さと妖しさに聞き惚れていたあまりにエンディングを見失った。おお。本番ではうっとりに気をつけなくては。

当日の物販のバイトも林太郎君のお友達がやってくださった。
郡山でのお手伝いの方に続き、彼もZABADAK帆前掛けがよく似合う。
私と由佳ちゃん、吉良君で楽屋までのパーテーションを運んだり、林太郎君が開場案内をしてくれたり、人手不足なんで、みんなで準備。
おにぎりを食べて腹ごしらえ、メイクしてさあ本番!

音がよく聴こえてとてもやりやすかった。
お客さんも多分集中しやすかったのではないかな。
今日の曲目は林太郎君が選んだものだった。
彼は「お客さんの耳」になって考えてくれるのだった。
二曲目の「銀河鉄道の夜」ではイントロでわあっと言う声や拍手が起きた。
リヴェンデルの二人は、今回のツアー前のリハの時は堅実な演奏だったけど、コンサートの回を重ねるにつれてどんどんアグレッシヴに良くなってきているのがわかる。
扇柳さんはこの日、実は体調を崩されていたようだったのだが、素晴しい演奏を聴かせてくださった。お疲れさまでした。

ホテルに戻って、フロントの方お勧めの近くのお店で打ち上げ。
真っ白い、ナマで食べるとうもろこし、美味かったなあ。
サンマのお寿司もうまかったなあ。
カルピスバターのじゃがいもも。うう。また食べたい!!
そしてお店のおじさまは飛行機のパーサーみたいに物腰が柔らかだったし、店員さんは女性も男性も美形ぞろい。
札幌の底力を見た思いだった。

ここまで喉の調子も崩さず、誰も風邪も引かずにやってきたー!!
さあ、明日でいよいよ最後だぞ。

写真はサウンドチェック中に撮ったもの。
左が扇柳さん、真ん中が林太郎くん、右が吉良君。
由佳ちゃん映ってなくてごめんね。

ZABADAK夏休みツアー日記〜#62007/08/15

8月5日

富良野へ!!
♪ルールールルルルルー♪
頭の中で「北の国から」のテーマが流れる。
ライヴで間違ったらゴローちゃんのモノマネで「あやまっちまおう」って言おうとか、バカ話しつつ富良野演劇工場へ。
おお、hpで見てたけど、緑のなかにかっこいい建物。
遠軽に帰省してた楠さんをお引き止めして今回参加いただくことになっていたのだがもう既にご一家で到着していた!
しかもくぁわいいわんちゃん連れ。

演劇工場ではまず「グリーンルーム」というお部屋に案内していただいたのだが、ここが別荘みたいに天井が高くて広い窓の外は森の木々が見える、という超居心地のいいところ。思わず「住みたい‥‥」とつぶやくわたし。
そして楽屋も広々、ロビーも広々、すごくいいコヤだあ!!

どーやん(去年の富良野コンサートでも大変にお世話になった昔からの友人、元ミュージシャン!)も駆けつけて来てくれてリハも無事に済んでさてツアー最後のステージだぞ!
リハに時間がかかってちょっと始まりが押してしまいましてすいません。理由は私の「化粧待ち」でした。
一曲目の「光降る朝」は全ての楽器をPAを通さずに演奏。ハープがきれいに聴こえて気持ちよかった。
そして楠さんが加わってコーラスがぐぐっとゴージャスになり、リズムが入ることでワレワレの演奏も自由度が増す。北の空気と楽器が響き合い溶け合う。今回のツアーはここで美しい最後を迎えたのであった。

本当にお疲れさまでした!
あ、お昼のサンドイッチもおいしかった!!ごちそうさまでした。

そして打ち上げはファンの方々も参加して北の峰のオープンカフェでダッチオーブン料理とバーベキューのパーティー。
十勝岳がドドンと見えてロケーションも最高で実に気持ちがいい。
ダッチオーブンで蒸し焼きにしたトウモロコシがめちゃウマ!!
鶏ももちろんうまー!!
ファンの方々、スタッフの方々、演劇工場の工場長さんともお話しできて楽しかった〜。楠さんご一家もお疲れさまでした!
企画してくれたどーやんの奥さん、PONちゃん、ありがとー!!
いやー。今回はどこの会場のライヴもそれぞれによかったっす。
燃え尽きました。
吉良君は正体不明な感じに出来上がり、軟体動物と化して就寝。

写真は本番前!どーやんと吉良君、木村林太郎くん、藤野由佳ちゃん

ZABADAK夏休みツアー日記〜#72007/08/15

8月6日

ホテルをチェックアウトしてリヴェンデルチームと別れ(次は郡上でね!!)、新プリンスホテルのパン屋さんでゴハンを食べて富良野の森へ。
ライヴが終わったら早速昆虫採集だかんねー。
去年行った森への途中の土場(切り出した木を集積してるところ)に寄ったらそこには今回の昆虫採取の目的の「ヒゲナガカミキリ」がっ!!
一匹見つけたらいるわいるわ、ちょうど発生時期だったらしくてうじゃうじゃいるのである。吉良君もコドモも超コーフン!!
用意していたタッパー(採集したムシを入れておく)が足りなくなって、買いに戻ったりしてもう大変!なのであった。
「今日でこんなに採れちゃっていいのかなあ」
「明日からどうする?」
「もう帰ってもいいか?」
「だめだめ!!」
ハイテンションなのだった。
お昼も食べずに夢中になってたせいか、そしてこの日は暑かったせいかみんなクタクタドロドロになって、ほんじゃあ、とりあえずチェックインしたり洗濯したりするべえ、と3時過ぎくらいに宿のある北の峰方面へ向う。
チェックインしてからコインランドリーに行って、ロイズでソフトクリームを食べる。濃厚なのに後味さわやか、うまいーーー!!

その後お宿で夕方に食事に行こうと予定していた「富良野地麦酒館」に電話してみたら、なんとなんとお休みだという。
ここは富良野駅近くのカレーの有名店「唯我独尊」の系列なんだけど、カレーもさることながらベーコンがめっちゃ美味くて、ここでお腹いっぱい食べることを今回の富良野の休日の楽しみにしていたのだ。スモークのいい感じにきいたベーコン!!去年はパリ帰りで胃の調子がイマイチで思う存分堪能できなかったクヤシさから、今回は胃袋の照準をこの日に合わせてきたと言っても過言ではない。過酷なツアー中、胃を壊さないよう、胃弱の私は気をつけて腹八分目を心がけて来た。それは全てここの「ソーセージの盛り合わせ」のためだけであったのだ‥‥。
ああ、それなのにそれなのに。
「唯我独尊」のほうもお休みだという・・。打ちのめされたわたし・・。

あまりのあられもない落胆ぶりに吉良君に「そんなにがっかりしなくても」とあきれられた。気を取り直して以前どーやんが勧めてくれたラムのしゃぶしゃぶのオイシいお店というのをを思い出し、どーやんの奥さんPONちゃんに電話していろいろと伺う。お昼食べてないからぺこぺこなのだ。

それでやってきたのは「千成」というお店。ラムだけじゃなくて牛も豚もあるんだけどラムしゃぶと豚しゃぶをオーダー。
やってきた大皿にびっくり、すっごい量!!でもおいしくておいしくてぺろりと平らげた。ラムはちょっと苦手、と言ってたコドモもばくばくと食べ進んだ。
そしてすごく安い!!お肉に野菜、おにぎり、おしんこ、仕上げのラーメンもついてたったの1000円っすよー!!駅から近いです。お勧めっす。
ベーコンのクヤシさもここでなんとか巻き返せた!!
また来たいぞ。

ロッジにもどってお風呂に入る。吉良君とコドモはまたもやムシ探しに出て行った。「採れなかったー」と戻って来て、どーやんのお迎えにてどーやんのお宅へ。
途中の公園で蛍の見えるところに案内してくれた。
ちっちゃいヘイケボタル、ささやかなひかり。
富良野の夜は真っ暗だ。

さあてー。どーやんの家で最終打ち上げ!!
おいしい銀カレイのエンガワ、トマトなどいただいてするするとお酒をいただきどーやんも吉良君もギターとウクレレでうたううたう。
私も酔っぱらった〜〜〜〜!!!!
おわったあ!!
本当にごちそうさま、そしてライブとパーティー実現に向けて奔走してくれたPONちゃんもどーやんも本当にお疲れさま、ありがとう。

というわけで今回のツアーは終わりました。
翌日は私だけ一足先に飛行機で戻ったら
く、く、くそあっちーぞ、東京!!

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一日ずれてたら台風で大変だったところを
うまくよけられてラッキーなツアーでした。
今回お世話になった多くの方々に改めてお礼申し上げます。
音楽を作ることでしかお返しできませんが
これからもがんばります。
本当にありがとうございました。