星とDNA@葛飾2006/03/19

プラネタリウムでのライヴにいらしてくださったみなさん、
そしてスタッフの方々、ありがとうございました。

暗闇でのライヴ、リヴェンデルのおふたりも
大変だったでしょう。
お疲れさま。
いつも見えてるものが見えないと、演奏するのが大変、
どんなに神経を使うかがわかるだけに素敵な演奏に、
感謝感謝。

昨日は道路が大渋滞で、葛飾に着くのが一時間近く遅れてしまった。本番までがあっという間のバタバタだった。

で、驚いた事が。
夕方の回の終演後、10数年以上前に会ったきりだった、
イトコのお子さんが楽屋(といっても普段は職員のお部屋)
に来てくれたのだ!!
しかもプラネタリウムで働いているというのだ。
彼女が小さい時に会ったきりだったので、美しく成長した姿にもびっくり。

彼女は私の父の兄、つまり叔父の長男のお子さん。
叔父は長男で家を継いでいたので、お彼岸やお盆に
お墓参りに帰るときにはいつも叔父の家に伺っていた。

私が小学生のまだ低学年だった頃に
叔父の家に行った時の事。
もう夜になっておいとまする時間になり、
外に出ると降るような満天の星空だった。
空一面ぎっしりみっしりと星だらけ。
音が聴こえてきそうなほどの賑やかさだ。
こんなの見たの初めて!!!星ってこんなにあるの?
と兄妹で大騒ぎ。
天の川というものを見たのもこのときが初めてだった。
濃密な光の帯。この時の感激は未だに鮮烈だ。
歓声を上げ、コーフンする私に、叔父が次々と星座を教えてくれた。叔父はその頃校長先生だったが、もともとは科学の教師だったのだそうだ。
「あれはすばるって言って、7つ見える人は目がいいんだよ。」
と言われて一生懸命に星を数えた。
帰りの車の中で北斗七星をずっと追いかけて見ていた。

私に星の名前を教えてくれた叔父は
亡くなってしまったけれど
その孫がこうして目の前にいて
星に関わる仕事を選んだということ
プラネタリウムのライヴが
引き合わせてくれたということ・・。
彼女はまちがいなく私の父の家の血を
引き継いだ顔立ちをしていた。
一瞬、遺伝子の螺旋にきゅううっと
引き込まれるような感覚。

星空を見ていて吸い込まれるような、
あの感覚と似ていたかも。
水木さんの芝居も思い出しちゃったりして。
遺伝子のアレンジ。
同じリフの繰り返しがあったりする。
ン?アレンジは違えど同じ歌をワレワレは歌っている。

のかな。