信濃旅行記その22006/05/08

9時半頃、友人SがT一家を信濃大町の駅まで
迎えに行ったので、その間S夫人と山の方へ山菜採りへ。
いつもはこの頃にたらの芽が採り放題らしいのだが、
一面雪景色、どうもこのあたりは
豪雪でやられてしまったのではないだろうか。
雪から突き出した木もバキバキに折れている。
膝あたりまでまだ雪が残っていて
見渡す限り芽吹いている植物はない。
雪の溶けたところにようやくふきのとうを見つけて
河原に戻る。

お湯をわかしたり料理の準備をしているあいだに
T一家到着。
みんなが揃ったところで乾杯とお昼ごはんだ。
我が家では宅配野菜を届けてもらっているのだが、
よりによって2日夕方にタケノコが届いてしまい
あわてて灰汁抜きして持ってきた。
それを梅肉和えにしたり、ふきのとう味噌炒めにしたり。
メインは川の水でゆがいたおそば。
子供たちは盛大に食べて大人は早速ビールで大宴会に
突入。

空気が乾燥してクリアなせいか、格段に鹿島槍が美しい。
見るたびに「すばらついーっ!!」と声を上げてしまう私。
暖かく、風もない。聴こえるのは鳥の声と川の音だけ。
焚火の煙にまかれて逃げ惑うこともなく快適至極である。
こんなに素晴らしい天候は珍しいと口々にキャンプ日和を
讃え祝い、うま酒を飲み進むのだった。

キャンプ装備のないT一家は残念ながら温泉宿へ。
残ったワレワレは炭火でお肉を焼いたり夕刻から仕込んだ
シチューをいただいたり。ワインが2本空く。
夜になると美しい星空。
コドモはこんなに星を見たのは初めて、と感激していた。
しかしさすがに寒い。
盛大なる焚火を前にバーボンを飲んでもやっぱり寒い。
ナントカ彗星が見えるらしいのだが・・・探せない。
11時前くらいにダウンを着たままシュラフにもぐり込んだ。