代官山蔦屋でインストアライヴあります!2013/05/01

ZABADAK
代官山の蔦屋、私大好きなんですよ。
もう、住みたいくらい。
そこでライヴをやります!
ぜひきてください。
もうCD持ってる、っていう方でも
整理券なくても聴こえると思うよー
2人で演奏する「いのちの記憶」は初!
みなさん手拍子で応援してくださいー!

以下は蔦屋のサイト
http://tsite.jp/daikanyama/event/001692.html
からコピペ

mini album 「いのちの記憶」発売記念
ZABADAK ミニライブ&サイン、握手会
2013年5月6日(月) / 蔦屋書店3号館 2階 音楽フロア
会期:5/6蔦屋書店3号館 2階 音楽フロア


『NHKみんなのうた』4、5月の放映曲「いのちの記憶」の発売を記念して、あのザバダックのインストア・イベントが決定!ミニライブ&サイン、握手会を実施。

4/8発売のmini album「いのちの記憶」を当店にてご購入頂いた方に、先着で観覧整理券を差し上げます。
※観覧整理券をお持ちのお客様は当日、代官山 蔦屋書店 3号館2F音楽フロアに18:40迄にお集まり下さい。

【注意事項】
・観覧整理券をお持ちのお客様は、ライブ終了後のサイン&握手会に参加出来ます。
・サインはCDに致しますので、ご購入されたCDをお持ち下さい。
・観覧整理券には数に限りがございます。無くなり次第終了となりますのでご了承下さい。
・観覧整理券をお持ちでないお客様は、店内後方でのご観覧となり
 ステージが見えづらい場合もございますのでご了承下さい。また、状況により入場規制を行う場合もございます。
・観覧整理券をお持ちでないお客様でも、イベント当日に対象商品をお買い上げ頂くとサイン&握手会に参加出来ます。
・小学生から観覧整理券が必要となります。
・いかなる事情でも観覧整理券の再発行は出来ません。
・イベントは都合により止むを得ず中断・中止になる場合もございます。
開催概要

会期:
2013年5月6日(月)
会場:
蔦屋書店3号館 2階 音楽フロア
開館時間:
19:00~ ※整理券をお持ちのお客様は、当日18:40迄に3号館2F音楽フロアにお集まり下さい
主催:
代官山 蔦屋書店
協力:
ラッツパックレコード㈱
お問い合わせ:
03-3770-2525

5月の純情歌集ラボ!2013/05/08

代官山蔦屋にお越しの皆さん、ありがとう!
大好きな蔦屋で気持ちよく歌いました〜
もっと歌いたい〜
ということでお次は昭和歌謡だ!
お待ちしておりますよー
今回のゲストは向島ゆり子さん!

昭和歌謡バンドLinky & Auhein
(リンキー&オーヘン)
「純情歌集ラボ」
5/17(金) 7:00pm
祖師谷 カフェムリウイ

杉林恭雄(歌・G)
星衛(チェロ・篠笛)
小峰公子(歌・Accord)
ゲスト: 向島ゆり子 (バイオリン)
http://www.ne.jp/asahi/cafe/muriwui/events/index.html

郡山〜いわき〜富岡 その12013/05/21

5月17日、郡山に行ってきました。

この日は福島市で内部被爆や食品に関する講演会があり、

最初はそれに出ようと思っていました。

しかしご一緒するはずの友人が参加できないことになって、

急遽変更。

それはTwitterで参加を募っていたた少々マニアックな

「放射線計測勉強会」というもの。

対象が

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・放射線計測の一通りの基礎知識はあって,もう少し詳しく専門領域の手前ぐらいまで知りたい人.

・話題提供者(注:この日の講師です)のツイートを読んでいるけど,良くわからないので詳しく聞いてみたいことがある人.


はじめて放射線測定を行う方に向けた講習会は現地で何度も開かれていますので,それより少しレベルの高いものを考えています.しかし,専門知識を前提としたものではありませんので,計測に興味があればどなたでも参加いただけます

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っていうので最初は非常に尻込みしたわけです。

ちんぷんかんぷんだったらどうしよう、

なんたって前日はライヴで3時まで飲んでたし!!


しかし、13時過ぎから始まった4人の講師によるお話は

予定の終了時間17時を軽く越えましたが、

すべてが興味深く眠くなることなく聞けました(たった一コマの

物理の時間をどうやってやり過ごそうかと思っていたわたしには快挙です)。

計測と測定の違い、なんて考えたことなかったな。

測定器ごとの違いは、低いエネルギーのガンマ線に反応しやすいかどうかということがあるらしいとか(HORIBA Radiのクセに納得)、

放射線の人体へのリスクの考え方のもとになってるもののお話とか、

モニタリングポストとリアルタイム線量計は

表示してるのものが違うのでそこんとこよろしく、

などなどなど、非常に興味深い内容。


放射線関係のことって「専門家でもないのに言うな」

とかいろいろいう人がいますけど、

もともと専門家でも各々が

超ピンポイントな分野のご自分の研究だけをしてたわけで、

今みたいにいろんな見地からの意見を

一般の人から訊かれるなんて思ってなかったと思う。

シンチレーションカウンターのクセから数値の考え方から

単位のことから原子炉の設計から食品に含まれる放射線から

がんリスクの考え方まで網羅してるなんて多分いなかった。

でも、だからこそTwitterとかネットで

これだけの錚々たる方々が繋がって情報を交換しながら

私たちにいろいろと教えてくれる、っていうこと、

すごいと思うのです。心から尊敬する。


半日でこんなてんこもりのお話が聞けて、

ほんとうに参加してよかった。


そして、その後の懇親会で、

翌日オプショナルツアーを考えている、

と主催のSさんが3つほど案を出してくださいました。

翌日は「ふれあい科学館」に行くことしか決めていなかったし

機会があったらいわきや相馬や富岡に行きたいと思っていたので、

すぐにいわき~富岡ツアーの参加表明。


その後、素敵なBarで安女の同級生と会って飲みました。

意外にも演劇の話に。

福島を取材して作られた演劇を地元の方々と見たらしいんですけど、

ちょっとかんべんして、って内容だった、と。

「がんばろう、言うな」との意見噴出、

「こんなの福島でやらないでくれ」って。

作家さんは何度も福島に来ていて取材したらしいんですけどね

福島の人の心と遠い所で、福島をファンタジーにしちゃいかんよな。

福島で上演できないような「震災モノ」は作らないで欲しいよね、

という話で夜は更けゆくのでした。



郡山〜いわき〜富岡 その22013/05/22

5月18日、朝9時に「郡山駅東口」で

勉強会のオプショナルツアー参加のみなさんと

待ち合わせしたのですが、

東口って行ったことがなくて、自由通路を見つけるのに苦労。

おまたせした皆さん申し訳ないです。

しかも「いわゆる駅前」からすっごい距離歩くのね。

甘く見てました。


さて、ここからいわきへ。

主催のSさんが手配してくださったレンタカーと

もう1台は筑波からいらしたIさんのクルマ、2台に分乗でゴー!


体温計よりちょっと大きいくらいの

積算線量計を貸していただいて携行します。


いわきまでの道すがら、山には藤が今を盛りと咲いていて、とてもきれい。

咲くとわかる、こんなに藤があるんだねえー。

ちょうど田植えをしている田んぼも。

父の田舎の塙に、車でよく帰ったことを思い出します。


山はいろんな緑が芽吹いていて、見ているだけで楽しい。

まずトイレ休憩を兼ねて「道の駅よつくら港」に寄りました。

ここはだいぶ整備されていましたが

それでも漁船の積まれた一画が。


よつくら港


私はここで地元のおばあちゃん手作りのお漬物を購入。

ほかにもおいしそうなものがたくさんありました。


久之浜の駅で地元の方と合流して海岸のほうへ。

久之浜は津波の上に火事もあり、大きな被害がでたのに

それほど報道には取り上げられなかったところ。


目の前が急に開けました。

家の土台だけが残されて、

ここに確かに生活があったという痕跡が。

たくさんのお花で飾られた場所もあります。


門の扉だけが残されていました。

ここにいくつもの「いってきます」と「おかえり」があったはず




毎年庭を飾っていたのでしょう、

アイリスが咲いています


久ノ浜

彼方に奇跡のように残った神社


久ノ浜



海辺にはハマエンドウが咲いていました


ハマエンドウ@久之浜


この場所に遺る、いのちの、くらしの痕跡が痛々しい



久之浜



そこから富岡を目指します。


どこにでもある田舎の風景だったのが

道の両脇に除染した土を入れた黒い大きな袋が目立ち始めます。


除染した土



「どうしてここの山は除染して隣はやらないんだろうねえ?」

「うーん。民家も近くにないし、どうしてだろう…」

「あ、ここは民家の近くだからかな」

「除染はどんな優先順位でしてるのかな?」

車内は疑問でいっぱいなのですが、

傍目にはその優先度がまだらにみえても、

除染作業は粛々と行われているようでした。

まだらといえば、持ち込んだ数台の放射線測定器を見ていても、

数値がちょっとの距離で高くなったり低くなったり。

事故の時の風向きとか地形などが影響しているのでしょうけれど

「はい、原発から何キロ圏内だからここからは高い!避難!」

とか、そういうことではないと実感します。



行く先にたくさんの警官の姿。

「この先帰還困難区域」の看板。

ここからは通行証がないと通れません。


富岡




富岡



計測器やカメラ片手に車から飛び出すワレワレは「職質」されました。

どこからきたのか、どんな「団体」か、どんな職業か。

職業に関してはこちらはすごいぞ。

O先生ったら某大学学長補佐だしな。

(その点ミュージシャンは弱い。)

某研究機関のIさんはひるまず逆に警視庁の人々を質問攻め。

そのおかげでいろいろとお話を伺えました。

警察官の線量計を見せてもらうなんていうのはIさんにしかできないな。


ここでの地表面近くの値。

地表1メートル地点でも5μSv以上…

富岡



これまで行ったどこよりも高線量。

緊張してしまう。



そこから富岡駅(だったところ)に向かいます。

道路沿いのたくさんの民家は地震のあとのまま




富岡




富岡はこの3月まで立ち入れなかった地域。


「ぜひ見ていって欲しい」と、ここも地元の方が

案内してくれました。


家も車も津波と地震にあった、そのままです



これは富岡駅

駅舎を津波が持って行ってしまった


富岡駅


富岡



そこから桜の名所へ。

でも桜並木の途中からは帰還困難区域。

ここから先には行けません






道路一本隔てれば帰還困難区域ということでフェンスで仕切られていますが、

ひょい、とまたげば入っていくことはできる。

じゃあなにを隔てているんだろう

空き巣 なんかの抑止力にはなるのか…


病院もガソリンスタンドも

東邦銀行もヨークベニマルもツルハドラッグも全部がただのハコです。


人が消えて放射線にさらされた街並みには愕然としてしまい、

写真を撮る気力も失くしました。

途中、乗り捨てられた車の多さにも驚きました。

生活を失くした人がそれだけいるということ…



さらに福島第二原発の塔の見える海沿いへ。

ここにも家がたくさんあったそうです。

木立の向こうが第二原発。






同じ福島、同じ日本の中。

目に見えるものも見えないものもぐっさりと心に突き刺さった

忘れられない本当に貴重な一日でした。

また時間があるときにゆっくり訪ねたいと思います。

そして、私にできることは何か

いつも考えていかなければと、改めて思いました。


お世話になった福島の皆さま、

同行の皆さま、企画してくださったSさん、

本当にお世話になりました。


この日の放射線積算値は3μSv

積算計