除染から一年、測ってみた!2014/06/11


前々回のブログに、一年ほど前に行った、実家の除染の様子について書きました。


除染前、「除染してもすぐに(線量率が)上っちゃうんだってない」
というまことしやかなウワサがあったり、除染の効果は地形によるなどの話も耳にしましたが、果たして郡山の住宅地の場合はどうなのでしょう?
先週、郡山で放射線の勉強会があって帰郷、除染一年後の空間線量率がどうなったかを測ってくるチャンスにもなりました。

「いちから聞きたい放射線のほんとう いま知っておきたい22の話」に書いたものは2012年と2013年の測定の値でしたが、下の図には、それより前の2011年12月(原発事故から9ヶ月後)の測定値も書き込んであります。
まさかこんなに測り続けるとは思わなかったので、2011年には測定していない場所もあります。4回とも、友人からお借りしたHORIBAのRAdiを使用しています。RAdiは、実際の値よりも少し数値が高めにでますが、校正したら2割くらい高かったので、それくらいを差し引いて眺めてください。
*昨日アップした画像の誤りを修正しました(6/13 10:30am)
*画像をクリックすると画面が大きく表示されます

除染前後の空間線量率の推移






「除染したら安心して住めるようになった」というのが今回の感想。確実に効果が出ていると実感しました。
(北側にお住まいのお隣さんが除染してくれたらもっと数値が変わるんじゃないかな?と思いますが)

ちなみに、下の写真は勉強会のほうに集った放射線計測器の数々。これ、別に「お持ち寄り」が決まってるわけじゃなかったのに、みなさんが持っていたもの。び、びっくりしました…。
出席した方々は、知る限り北は宮城から南は九州まで、みなさんずっと福島と放射線のことを考えて、そして福島のことが好きになってくださってるのがとても嬉しい!


放射線勉強会@郡山