稽古佳境、そして燐光群2012/03/20

私は映画でも演劇でもコンサートでも、
自分にとって興味あるものに出会うと、
どんどん自分の脳味噌の中を旅してしまうクセがあり、
その作品が衝撃的にスバラシイほど、
作品そのものより、
そこから受けた自分の印象を眺める結果になる、
というようなことがある
(なので平常心でもう一回見たくなる)。

昨日から始まった燐光群の
「ALL UNDER THE WORLD」は、
見るなり自分の脳内を彷徨してしまうこととなった。
演劇にストーリーやカタルシスを追い求める人は
「なんじゃこりゃ?」というように思えるかもしれない。
でも私にはドツボにオオウケ。
ミニマル・ミュージックが役者の体で立ち上がった空間、
マサシク「自分の印象をつなげて見る」作品ではないですか。

この作品のなかで歌われる歌の
指導をしたわけだけれど、
「ココニオイデ」の稽古中でクタクタで睡眠不足で、
もうタイヘン、という時だったのに、
一瞬で疲れが吹っ飛びました、ってくらい面白かった。
喉を労るのも忘れてみんなと歌いまくったよ。

というわけで大変マジでおすすめです。
ALL UNDER THE WORLD
http://rinkogun.com/Next.html

そして「ココニオイデ」なんですけど、
今日は稽古場に吉良君がきて、
いろいろ録音したり音響の相談に乗ってくれたり。
zabadakのアノ曲が
テヨのミックスでどえりゃあものになっていて、
どえりゃあ驚く吉良君であった。
稽古日数もあとわずか!
ぜひ見に来てくださいまし。
ココニオイデ
http://next.an-heiwa.net/?eid=1185172