原マスミライヴ@スターパインズ・カフェ2008/03/05

原マスミ
2/29、原マスミさんのライヴを見に
吉祥寺スターパインズカフェへ。
ZABADAKのツアーのチラシを持ち込みがてら
サウンドチェックにお邪魔する。
革のコート姿の私を見て
ドラムの楠均氏が「梶芽衣子みたい」と言う・・。
この例えが昭和である。
このバンドはみんな見た目チョー若いのだが
二人を除いて三人は50代なのだっ!!
詐欺的に若い。

サウンドチェックのあと、ベースの内田ken太郎氏と
キリンシティでビールを二杯。
久し振りなので軽くつまみを食べつつ
近況を話すうちに、丁度時間もお脳のカンジもよくなり、
スタパへ戻る。

会場でばったり濱田理恵嬢と会い、並んで観る。
私が出てないバンドライヴを見るのは
もしかして原さんにかかわるようになってから
初めてかもしれない。ちょっとドキドキしてしまうが
あっという間に原ワールドにずぶずぶと引き込まれて行く。

うたが魂とひとつになって原さんのカラダはただ、
祝福されたうたの容れ物となって展示され跳梁している。
感情のかたまりみたいな声が空間に溢れる。

うたがひとのかたちをしている

と思った。

お客さんはおとなしいひとが多いみたいだったけど、
私はぶんぶん体を揺すってみてたよ。

打ち上げにもお邪魔した。
近藤達郎氏はチョー若く見えるので
「代ゼミの学食にいても遜色ない」
という長年受け継がれてきた賛辞を
またみなで口にしたり
そして原さんが初対面に近いギターの服部氏に
「公子ちゃんは見てくれはああだけど、
中身はオヤジだから」
と、また相変わらずのことを言っていたり。
そして、久し振りにムシトリ仲間の知久寿焼氏とも
会って、早速ムシトリの計画。

何年たっても変わらない事と
でもいつも間にか変わってしまっている事を
噛みしめる夜であった。

写真はサウンドチェック中(盗撮)。

「春琴」@世田谷パブリックシアター2008/03/07

この「春琴」プレビュー公演のチケット、
発売になるとすぐに買った。去年だよ。
原作「春琴抄」を読み返し、しっかり予習までして備える、
という気合いの入りよう。
出演者麻生花帆さんからご案内のメールをもらったときから
これは面白いんじゃあないかな?と思ってた。
しかし!!
行く予定だった先月末に仕事が入り、
チケットを妹に譲る・・。
西山水木さんにお願いしてチケットを新たにとってもらう。
「素晴しかった!」と見てきた妹からメール。
友人たちからも続々とよかった、
というニュースが入っていて期待が高まる!
そして、千秋楽にようやく見る事ができた。

世田パブの下の立ち食いそばやで(!)
水木さん、立花あかねちゃん、そして脚本家の
園田英樹さんと合流。
立ち食い用の、椅子に座ると非常に半端な高さの
テーブルで、不思議な視線でめかぶそばを食べる。

腹ごしらえが済んだところで劇場へ。
当日券の列がすごい。
会場は3階席までびっしりと立ち見がでていた。

内容は・・
とてもとても素晴しく、
ここ近年見た作品の中でもダントツに
シビレルものだった。
「うわーこうくる??」
みたいな
「いやんー。そういうの、好き好き」
みたいな、もーとにかく演劇ってこういう事できるんだよね
芝居っていいよね、って素直に思える舞台だった。

木の棒を使っていて
それが柱にも敷居にも
三味線にもなっちゃうんだけど
そういえばうちには畳もふすまもないから
ふすまを開ける所作を、ウチのコドモには
教えた事なかったなあ、
こうしてモノと一緒に美しいモノが
忘れられて消えてしまうんだなあ・・・
などというような自分の脳味噌のなかに
入ってあれこれ考えたりする事を、
フツーは楽しんだりするんだけれど
今回ばかりはそんなもん勿体なくて
とにかくイッショウケンメイ芝居に没頭した。
客席の集中力もハンパじゃない。
オーディエンスもまたすごい気迫で見ているのを感じた。
これほどの人数で、静まり返り息をするのさえ
忘れたかのようだった。

陰影礼賛!!
なのだった。
ぜひ再演キボンヌなのだった!!

そう、会場で懐かしい方にお会いした。
それから、何人かの知り合いにも。
みな「よかったねえ〜」と言ってた。

いい芝居を見たあとはご機嫌で
三茶の居酒屋へ。
あれこれと芝居について語り合う。
その後下北沢へ。
どうもイケメンたちが合流したようだが
何を話したのかよくわからん・・・。

脳味噌にも陰影ができてしまったようだった。

次の土曜日は「弁天」で!2008/03/10

3/15に、ワタクシのライヴがあります。
リハしました。
宮田繁男氏のドラミングは相変わらず色っぽい。
内田ken太郎は新しい5弦フレットレス・ベースでブイブイ、
吉良君も初お目見えのレス・ポールを使用!!
音、でかい・・。
この編成で菅野よう子さまのピアノで歌ってた
「あの曲」をやってしまいます。

あっというまに曲が仕上がってしまいました(多分)。
あとは私だ・・。

というわけでご来場、お待ちしてます。
http://www.yatara-metara.co.jp/cgi-bin/zabatop/info.cgi?code=108_2_12_14_01_55


写真:左から吉良知彦、宮田繁男、内田ken太郎

おつかれさま!2008/03/16

新中野「弁天」ライヴ、無事終了しました。
お出でいただいたみなさん、ありがとう。
懐かしのS村さん、うれしかったよー。
おいしい差し入れをくださったファンのみなさん、
ありがとう。

短いライヴだったけど、久し振りのバンドらしいライヴで
楽しかった〜。
本番になったらみんなの音が倍近くデカくなって(当社比)
ワタクシの背中は押されまくりでした。

「ほれほれほれ〜」とセクシー宮田繁男のリズムに煽られ
支えられ、
内田ken太郎のウネウネメロディアスフレットレスベースに
吉良知彦の解き放たれたケモノのようなギターが絡み合い
うたにココロを明け渡すのはこの上ないよろこびでございました。

また近いうちに必ずややりましょうぞ。

ペンタキス2008/03/20

ペンタキス
コドモのお誕生祝いを
事務所の利佳ちゃんからいただきました。

きれい・・・ふしぎ・・・な
ペンタキス、という光の万華鏡。
見飽きない・・・。

ペンタキスとアンモナイト2008/03/21

ペンタキス2
窓辺にちっちゃい銀河。

オーロラのおと2008/03/27

ヒトデ

獅子座流星群を見た時だからもう前世紀のことだ。
ひときわ明るく出現したその流星は「ばん!!」と
音を立ててスパークし、流星痕を描いて東の空に消えた。

そのしばらくあとで当時五島プラネタリウムにいらした
村松修さんとお会いした時に
「流星が見えた時にばん!!て音がしたんですけど・・」
と恐る恐る申し出てみると
「確かに、音が聞こえた、とおっしゃる方がいらっしゃるんですよねえ」
と話してくれた。

昨年パリで名古屋科学館の毛利さんにも
そのことを言ってみた。
「本当の音だったら、あとで聞こえてくるはずですよね」
そうなのだ。音の進む速さからしたらオカシイ。
「確かに音がした、という人はいるんですよ。
でもみなさん、流星と同時に聞こえた、と言っているんです。
どうやら電磁波のようなものを
音として感じる人がいるらしいんです。」
と、毛利さんは話してくれた。
もしかして衝撃波?だったかな?
とにかく「音」じゃないものを「音」として感じるひとが
いるらしい。

濱田理恵さんにこのことを話した時に
「オーロラも、音が聴こえる、というひとがいるのよー」
とおっしゃった。
えええーー。
それはぜひ、見て聴いてみたい・・。

それに加えて、私はある条件下で
「音」を「光」として感じるというか、見えるんですけど
その話はまた次の機会に・・。